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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今回は、子育てする過程において「あきらめる」事って勇気がいるけど重要だと改めて思った話。
ここで言う「あきらめ」は子育てに関するこだわりや希望の事。
決してママパパ自身の人生をあきらめる事ではありません。
高1長男、中2次男、小6長女の3人のママである友人。
旦那さんは家の事には全然協力してくれないいわゆるワンオペ育児。
言葉の暴力は以前からで、思春期を迎えた息子達は父親と同じように暴言を吐くようになっていました。
普段からいろいろ話を聞いていたので、とても心配していました。
2年前ぐらいに暴力を振るわれ、一度子供達を置いて家を出ましたが、結局、子供達の事が気がかりで戻りました。
長男、次男、長女の3人のうち、末っ子の娘ちゃんだけ3年前に会ったことがありました。
初対面の印象は、3年生らしく素直で明るく可愛い子でしたが、今回久しぶりに出会うまでの3年間、先程書いたように家庭内がめちゃくちゃだったんです。

久しぶりやな、おばちゃんのこと覚えてる?

うん、前コストコ一緒に行ったやろ?

もう6年生になったんやな、大きくなったなぁ
一緒にコストコへ行ってから今日までの3年間、家庭内では見たくないもの聞きたくないものがしょっちゅうあったはず。
お兄ちゃん2人と父親が暴言吐きまくりの環境ってかなり辛かったはず。
なので、相当なストレスで少し感じが変わってたりしていないかと心配でした。
でも、以前と変わらず素直で明るいままの娘ちゃんでちょっとホッとしました。
子供の前では家庭の話はしにくいので、娘ちゃんがお手洗いに行っている時、家庭の様子をチラッと聞くと

旦那の事も息子の事もあきらめたんです、あきらめたら楽になりました。
思春期の息子や旦那に対して、自分の中のいろんなこだわりがあって、結局それが自分の首絞めてたんです。
そうなんです、あきらめる事は悪い事じゃないんです。
友人が自分なりの思いをあきらめた事で、家庭の中が少し回り出したようです。
旦那さんは相変わらずみたいですが、自分があきらめた事で少なくとも子供達は落ち着いてきてるそう。
それが何よりです。
だから、娘ちゃんは3年前の無邪気で素直なままだったんだと。
いい意味でのあきらめ
あきらめたというと、全てを放棄したように思われがちですが、そうではないんです。
自分なりのこだわりをあきらめただけ。
これって、中々できない事なんですよ。
私も思い当たる事があります。
長男が高校留年が決まった時、スムーズに卒業して、進学なり就職なりするという普通をあきらめたんです。
あの時、3年で卒業するべきだと言って勉強しろとうるさくはやし立て家庭教師をつけたりしていたら、たとえ留年を免れていたとしても、その後の人生が悲惨なものになっていたかもしれません。
不思議なことに、あきらめると長男との関係も風通りが良くなるというかギクシャクしなくなるというか、良い方向へ向いていきました。
みなさんほとんどが、子供ができる前はいろんな想像をして、これから先のことを楽しみにしてたでしょう。
でもいざ育児が始まると、
- こんなつもりじゃなかった
- 大変すぎる
- 旦那が手伝ってくれない
など、子供ができる前の気持ちとは真逆の、不満ばかりになっているんじゃないでしょうか。
子供がいない僕でもよく耳にします。
それで嫌気がさして悲しい事件になることもあったりします。
その大体の原因は、思い描いていた理想と、現実の差異が激しすぎることかと。
でもそもそも理想というのは、なかなか叶えられないからこそ理想なんです。
なのに多くの人が、こんなはずじゃなかったと口をそろえて言うんですよね。
言い方は悪いですが、子供からしたら迷惑な話です。

確かにそうやな‼
勝手に期待されて、勝手に見限られる。
理想はあくまで理想。叶えば嬉しい程度で考えてみてください。
SNSなどで
- 子育てつらい
- 子育て向いてない
- 子供がかわいく思えない
- 何かやらかしてしまいそうになる
など、日々の子育てに追い詰められているママ達の呟きを目にするんですが、私もそう考えてしまう事が度々でした。
ある時フッと「普通でなければならない事はない」と気づいてから、少し楽になりました。
結局、自分の考えやこだわりが自分を追い詰めていたんですね。

このブログのアカウントを始めてから子育てに関することを目にするSNS。
その情報源としてSNSがあるのですが、愚痴であったり、自己否定や自己嫌悪の内容が多いように思います。
ストレス発散目的でSNSを利用している方が多いと思いますが、僕にとってはなんだか逆効果な気もしています。
普段目にするご近所さんの理想の子育てを見て、自分と比べてしまうことってあると思いますが、SNSでもそれがあり得るからです。
SNSで良いことの投稿が多いため、余計目立って見えてしまいますよね。
子育ての意見や方法を知りたかったり、自己肯定感をあげるために利用しているつもりが、気づけば比べてしまっていて逆効果なんてことも多いんじゃないでしょうか。
そんな方はまずは考え方を変えるべきです。
- 子育ては他人と比べるものではない
- SNSはいいことしか書いていないので鵜呑みにせず参考程度に
- 自分の満足する子育てを明確にする
以下の三点を軽い気持ちで持ってください。
SNSはだめ!と言っているわけではなく、有意義な内容もたくさんあります。
なのでこの考え方を自然に持つことでSNSを最も効果的に利用できると思います。
このブログを読んでくださった方が、今、子育てに追い詰められている感覚をお持ちなら伝えたいんです。
これをしなければ、死んでしまうって訳じゃない
これができなければ、生きていけない訳じゃない
と心でつぶやいてみてください。
私はこの2つを思いながら、いろいろあきらめて息子達2人を育て今に至ります。
あきらめながら育てた息子と今こうしてブログをしているんです。
結局は自分のこだわりや決めつけをなくせばいいんです。
ワンオペ育児でいっぱいいっぱいの友人を見て思った事は
母親が精神的にも肉体的にも健康である事が子供達にとって一番大切。
皆さんも無理せずどんどんあきらめていきましょう。
あきらめる事で良くなる事は意外と多いですよ。