【子育てはブーメラン】「バチがあたるよ」は自分を振り返る便利な言葉。

子育てはブーメラン

このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回は子育ては自分がしてきたことが自分に返ってくるブーメランのよう。

自分がしてきた事を振り返る便利な言葉「バチがあたるよ」

便利な言葉なのに今ってあんまり使わないみたいの話。

バチがあたるの『バチ』

バチがあたるのバチ、普通に使ってたけどふとバチって何?と思い調べてみました。

『バチ』とは『罰』のことだそうです。

罰があたるといわれると、ちょっと恐怖感マシマシな感じだけど、『バチ』だとちょっとやんわりする感じ?

私自身もよく親からバチがあたると言われて育ったので、やっぱり自分の息子達にもつい言ってしまってました。

次男
次男

めちゃくちゃ言われてた!

『言うこと聞かなかったら鬼が来るよ』とか言うパパママもいるようですが、それとバチが当たるはちょっと違うニュアンスなんです。

鬼が来るよとバチが当たるの違い

先程の『鬼が来るよ』は『いう事を聞かなかったら』という未来形によく使い『鬼』という具体的な形があります。

『バチがあたるよ』は事をしてしまった後又は現在進行形の時にいう言葉で『バチ』は想像の中のものです。

鬼は結局来ないので、そのうちどうせ来ないやとなり、効果は無くなってしまいます。

でも、バチがあたるよの方は、大人になった今でさえ、足の小指を柱の角なんかにあててめちゃくちゃ痛くて我慢するしかない時

なんかバチあたるような悪いことしたかなぁ・・・・

なんて思ってちょっと前の自分の行動を思い返してみたり…(^^;)

人生プラマイゼロ

私だけがそう思ってるかもなんですが、人生はプラスマイナスゼロなんだと。

いい事があると良くない事がある。

いい時があれば良くない時がある。

子育てで辛い思いをしていても、必ず報われる時があるってことを私は今だから実感しているけど、今、子育て真っ最中の方にはわかりませんよね。

私だってそうでしたから。

でも、辛い思いで頑張った分、ちゃんと報われるのが子育て。

暗いトンネルの中を歩きながら

いつこのトンネルを抜けられるの?

と途方に暮れているパパママに伝えたい事。

ちゃんと終わりがあるんだよ

次男とやり取りしているこのブログでそれを感じていただけるといいんですが…..、伝わってますか?

今子育て中の人、

やっと子育てひと段落の人、

ずいぶん前に子育てを終えた人、

全ての中で、とにかくずっと楽しく子育てしてきた方はいらっしゃいますか?

年齢がいくと忘れてしまう事もありますが、すごく楽しかった事より、とても辛かった事の方が覚えているもんです。

だから、しんどかったり、辛かったりの方が多かったように感じますが、その分これから報われる日々がゆっくり訪れますので安心してください。

気がつけば、辛くイライラしていた日さえ懐かしく思える穏やかな日を過ごせているもんです。

次男

人生マイナスにはならない理論

上記の母の『人生プラスマイナスゼロ』の考え方。

僕自身そんな母に育てられたので言わんとしていることは分かりますが1点違うことがありました。

それはプラスマイナスゼロではなく、『マイナスにはならない』ということです。

少し複雑ですが説明していきます。

前提として、バチも得もどちらも『+1』という考え方

何か悪いことをすればバチが当たるのはみなさんご存じの通り。

バチが当たるということは、悪いことをした際にてん罰が来て反省しなさいという意味で人生においては『+1』

逆に良いことをすれば徳を積むという言葉があるように、積みあがった得が自分に返ってきて『+1』

数字的に言えば、

  • 悪いこと『-1』
  • 良いこと『+1』
  • バチが当たること『+1』
  • 徳が返ってくること『+1』

これが基本の公式になります。

悪いことをした際

悪いこと、つまり『-1』です。

それに対してバチが当たるので『+1』です。

つまりマイナスにはならず、バチが当たることで0に戻るという考え方。

良いことをした際

良いこと、つまり『+1』です。

それに対して徳を積むと自分に返ってくるので『+1』です。

つまり合計『+2』になります。

以上が僕の常日頃から思っている考え方の一つである『人生マイナスにならない理論』です。

子育てはブーメラン

私自身、結構親に迷惑や心配をかけていた方だと自覚しているので、それなりの覚悟を持って子育てに挑んでいました。

自分のしてきたことは自分に帰ってくるんだと。

以前バイト先の独身20代後半の男の子に

独身男子
独身男子

子育て楽しいですか?

と聞かれた事があります。

その時は2人の息子達が思春期真っ只中で、イライラする日々。

母

楽しいなんて余裕はないよ。

全然言う事聞かんし、ブスッとしてていつも喧嘩腰。

人に迷惑かけないような子にとか、自立できる子に育てなければならないというプレッシャーがハンパないわ。

と答えると

独身男子
独身男子

えぇ〜、そう、そんなもんなんかぁ

母

じゃあ聞くけど、親の言う事全部素直に受け止めてた?

反抗した事ない?

独身男子
独身男子

いやいや、そりゃそれなりに迷惑かけてきました。

母

自分がしてきた事がきっちりブーメランみたいに自分に戻ってきてると思って、頑張るしかないのよ。

子育てに夢を抱いていた彼には、あまりにも残念な現実、なかなかの説得力だったようです。

「独身の時に自分が親に対してしてきたことのバチがあたってるんだ」と受け入れて、息子達の理不尽な行動や言動に耐えながら子育てしてきたんです。

このブログを一緒にしてる次男もまだ独身です。

きっと同じような感覚なんだろうけど、少なくともこのブログを通して親の苦労や今子育て中のパパママの辛さが分かっているので、自分が親になった時の引き出しがたくさんできているんじゃないかと思います。

次男
次男

恐ろしいくらい返ってきそう・・・笑

次男

バチが当たると思いすぎた僕の極端な考え方

ここまでで僕がバチが当たるということに対してどのような考えなのか、またそんな母親の考え方も理解して頂けたと思います。

そしてそんな母親に育てられた僕は、子供の時よりも『バチ』という言葉に敏感になりました。

それも極端な考え方なんです。

例えば、道を歩いている時、ごみが落ちているのを見かけると拾わなければならない衝動に駆られるんです。

僕がポイ捨てしたものじゃないし・・・

と思って一回は素通りするんですが見逃したことにバチが当たるのが嫌で、戻ってまで拾ってしまうんです。

これを意識し始めたのが高校生の時で、学校帰りの道にタバコが落ちていてつい拾ってしまい、近くのコンビニの灰皿に捨てようとしていたら先生がいて、タバコを吸っていると誤解されたことがありました。

母

そんなことあったんや(^^;)

ま、私が学校に呼び出されなかったってことは誤解は解けたんやな。

また、社会人になってからは家の最寄駅近くの草むらに自転車が捨てられていてわざわざゴミ捨て場まで運んだりもありました。

ここまでいくとやりすぎです笑

別にボランティアで日々清掃活動しているわけじゃないんです。

その他にも、

  • 自転車が倒されていたら起こす
  • 自販機の空き缶入れがパンパンで外に捨ててあると、他の空き缶入れまで持っていく
  • 時には拾ったゴミを持ち帰ることも多々

などなど。

汚いと思っていてもバチが当たるかも?の方が強くてやらずにはいられないんです。

下を向いて歩いているとポイ捨てなどが目に入ってしまうので、上を向いて歩くようになりました。

知らぬが仏ということを自分に言い聞かせながら・・・笑

でもこれは徳を積んでるかな!と思っていつか返ってくると思っているので、僕の人生は大幅プラスで終えるんでしょう(そうでありたい)

さいごに

あぁ、しんどい

これいつまで続くの?

解放されたい

メンタルヘロヘロ

でも、そんな中ちょっとした子供の成長を感じられた時、子供の優しい気持ちに触れた時など心が「ほわっ」となる瞬間がありますよね。

『ヘロヘロ』と『ほわっ』の割合が今9対1でも、8対2になり、7対3……へと段々と割合が変わっていき、気がつけば『ほわっ』の割合が大きくなっていくものです。

このブログを読んでいただいているのは子育て中の方がほとんどだと思います。

毎日予期せぬことの連続で、「なんでこんなことになったのぉ?」と泣きたくなることもしょっちゅう。

そんな時、

何かバチが当たるようなことしたかなぁ?

あっあれかな?

と人のせいにせず、自分を振り返ると結構思い当たることがあったりするもんです。

Twitterもそうですが親になる前の人にもこのブログを読んでいただいて、子供が生まれる前にそれなりの覚悟をして欲しいなと思います。

いつかは必ず訪れる穏やかな日々を思いながら、今日も忙しいけれど、その中にチラッと現れる『ほわっ』を見つけて下さい。

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