【子供からの気まずい質問】どうして勉強しなくちゃいけないの?

どうして勉強しなくちゃいけないの?

このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

以前子供からの気まずい質問で「サンタクロースは本当にいるの?」について書きました。

こちらです。

今回はこれも答えに困る質問。

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」の話。

疑問に思うきっかけ

息子達がこの疑問を私に投げかけてきた時期は違うんです。

長男は中学校に上がってから、次男は小学校に上がってから。

長男

今は小学校から英語がありますが、長男の頃はまだ英語は中学校から始まっていたんです。

中学に上がると算数が数学に、英語が加わり社会も歴史や公民など細かく分かれていきます。

そん中、ふと感じたんでしょう。

長男
長男

学校で勉強する事って、絶対将来的に知っとかなあかん事ばっかりじゃないと思うねん。

必要ないやつの方が絶対多いのに何で勉強せなあかんの?

教科によって好き嫌いがはっきりしていた長男。

国語、社会など文系がとにかく苦手でした。

勉強しても結果が出ない事にイライラしたことで湧き上がってきた疑問だったんです。

次男

小学校に上がって2年生ぐらいだったと思うんですが、宿題をしながら

次男
次男

なぁ、なんで勉強せなあかんの?

これは単純に宿題するのが嫌だったからです。

すぐ遊びに行きたいのに、宿題しなくちゃ遊びにいけない事に対しての不満から湧き上がってきた疑問だったんです。

次男

勉強する理由を知りたくなった理由

上記の通り、遊びたいのに遊べないことに対しての不満から、勉強する意味が分からなかったんです。

楽しいことをしたいのにどうして将来役に立つか分からないことに対して時間を使わないといけないのか。

そう考えてはいましたが、もう一つ思っていたことがあります。

それは、何に役に立つか具体的な説明を先生がしてくれなかったからです。

母にも聞いたことはありますが、先生にも同じことを聞いたことがあります。

その時先生は、

先生
先生

勉強することは当たり前のことなんだよ

と言われ、自分の中で腑に落ちなかったのを覚えています。

当たり前って、みんながしているから当たり前ということらしいのですが、この説明ではそりゃ腑に落ちませんよね。

私の答え

ずいぶん前の事なので一字一句この通りではありませんが、ニュアンス的にはこんな感じとして読んでください。

長男

母

お母さんが学生の時に勉強した事の中で、今何が役に立ってるかって言われたら、算数国語英語ぐらいやな。

でも、社会人になって仕事をしていた時、学生時代に勉強をちゃんとしてきたかサボってたかバレてしまうシチュエーションは何回もあったわ。

だから、大人になった時に恥ずかしい思いをしないように、興味ない教科も興味ない単元もやっといた方がいいで。

何がいつ役に立つかなんかわからんから。

お母さんもちゃんと勉強しとけば良かったって思う

その時は納得したのかしなかったのか分かりませんでしたが、ほんとつい先日28才の長男と電話で話している時に

長男
長男

おかんゆうてたけど、ほんまちゃんと勉強しとけば良かったって思う。

と。

長男もそう感じる年齢なんだなと思いました。

次男

まだ小さかったのであまり難しい事を言ってもピンとこないだろうと思いこう答えました。

母

大人になったら嫌な事とか面倒くさい事がいっぱいあるねん。

それでも大人になったらせなあかん。

だから、嫌な事でもちゃんと真面目に取り組めるようになる練習やねんで。

分かりやすいように言ったつもりですが、本人は覚えてるのかな?

次男

勉強をしないといけないと初めて思った理由

上記の母に言われた言葉ですが、正直あまり覚えていません。

ごめんよ母。

母

やっぱりなっ(@_@;)

まあ言われていても、なんで嫌なことに取り組まなあかんの?と聞き返していたと思います。

そのおかげと言いますか、小学校の時はほとんど勉強していません。

では僕が勉強の必要性を知ったのはいつかというと、

兄が高校受験のため塾に行き出した時でした。

毎日母が送り迎えをし、帰って来た兄は疲れた表情。

当時小学6年生の僕はそんな兄の姿をよく見ていました。

兄は勉強が苦手で、人よりも努力しないとなかなか成果が出ないタイプでもあったので、余計苦労したと思います。

そんな兄を見ていると、

こんな毎日しんどいの嫌やなぁ

こんなんになるぐらいならちゃんとやっといたほうがええかも・・・

そう思ったんです。

かといって中学2年間は絶賛反抗期だったので勉強していませんでしたが、中学3年生になってからは早めから本気で勉強し始めていました。

つまりは苦労している兄の姿を見て、ちょっとでも楽して高校受験を終えたいと思い、勉強の必要性を知りました。

ちょっと趣旨とはずれてしまいますが、本音はこうです。

母

2番目の子って上を見て学べるから余計な事せんようになるんよな。

正解はないけど不正解はある

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」

に対しての正解ってなんなんでしょうか?

正解なんて無数にあって、親の考えを正解と決めつけて言う事は間違いです。

この疑問を聞いてくる時の息子達の心理状況はネガティブな傾向。

それなのに

「そんなん知らんがな、せなあかんもんはせなあかんねん!」

と言ってしまう事も間違いです。

子供達が勉強の意味を自分で考えるせっかくの機会が無駄になりかねません。

「人によってはいろいろやろうけど、お母さんはこう思うよ」と言った感じで話す方がいいですね。

答えよりも大切な事

先程書いたように、この質問をしてくる時ってストレスを感じて出たネガティブな感情。

何かにつまずいているもしくはつまずきかけている時です。

なので、質問に答える事に気を取られずその質問をしてきた理由について考えてあげて下さい。

子供がどうしてそう聞いてきたのか?

小さな事に気付くきっかけなんです。

次男の場合、あれこれやりたい事が多過ぎてフリーな時間が少ない事にストレスを感じているんじゃないかと気付き、おけいこ事を考え直すきっかけとなりました。

さいごに

もうすぐ還暦の私でも

学生の時もっと真面目に勉強していたら、人生変わってたかな?

とたまに思ったりします。

今の生活に不満はないし、周りの人に恵まれている事にありがたい気持ちでいっぱいです。

余談ですが…

恥ずかしながら高校の時の成績は下から数えた方が早かったんです。

今でも仲良くしている高校からの友人は学年1位になった事もある程優秀。

その友人が

友人
友人

「勉強できるできないは生きていく上で重要じゃないわ、生きていく力がなによりも大事」

私を見ると心底そう思っているのか、しょっちゅう言うんです。

逆に、勉強めっちゃしてたら私すごいことになってる?最強ちゃう?なんて厚かましくも思ったりします。

「どうして勉強しなくちゃいけないの?」

に対しての私なりの正解は

「将来の選択肢を広げるためにした方がいいと思うけど、したくないならしなくて良いよ~」

ですかね( ̄▽ ̄;)

次男
次男

結局せんでええんかい!!笑

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