【ファミリーサポート(ファミサポ)】のメリットデメリット。登録だけでもしておけばもしもの時に役立ちます。

ファミサポ

このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回はとても便利なサービス、ファミリーサポート(ファミサポ)の話。

先日も子供3人を母親が手にかけてしまうという残念な事件がありましたね。

お母さんっていろんなプレッシャーを抱えて自分を抑え込みながらギリギリで頑張らざるをえない状況になりがちです。

そんな時にこういうサービスが広く認知されていればこんな事件が少しは減るんじゃないでしょうか?

ファミリーサポートとは?

平成6年度に厚生労働省による国の補助事業としてスタート。

行政が行なっている子育てや介護支援の取り組みで、子育てや介護の援助を受けたい「依頼会員」と援助をおこなう「提供会員」が、会員同士で子育てや介護をサポートします。

自治体や委託された法人などが運営する「ファミリー・サポート・センター」で、会員登録や会員同士のマッチング、講習会などを実施しています。

ここでは介護ではなく子育てに関する事を主に書いていきます。

提供会員

提供会員とはサービスを利用したい人、保育者として子供を預かる人です。

提供会員になるための条件は自治体ごとにさまざまで特別な資格は必要ありませんが、援助活動に必要な講習を受けなければならない決まりがあります。

講習会では子供の健康に関わる内容や、事故防止・救命活動などの安全対策を学びます。

私のように子育てが終わった50〜60代の女性会員が比較的多いのが特徴で、保育士や看護師などの有資格者が登録していることもあります。

依頼会員

依頼会員とは、サービスを利用する側です。

一時保育などのサービスを利用するほどではないけど、少しの時間子供を預けたい方や頼みたい事など、広い範囲でカバーしてもらえます。

次男

ファミリーサポートはどんな人が利用しているの?

この記事を見て初めて知ったこのファミリーサポート。

少し気になり調べたところ、かなり便利なシステムです。

しかしまだまだ浸透していないようで、特に提供会員が圧倒的に足りていないみたいです。

会員割合

一般財団法人女性労働協会が平成26年に調査したところ、

提供会員が約20%、依頼会員が73%、提供会員と依頼会員どちらも登録している両方会員が約7%。

ファミリーサポートは、依頼会員の数が圧倒的に多く、需要と供給がつりあっていないという現状にありますね。

会員の年齢

提供会員は、子どもが手を離れ、時間にも余裕がある60歳代が1番多く、50歳代、40歳代の順に続いています。

依頼会員は30歳代が半分以上を占めていて、30歳代と40歳代を合わせると9割を超えています。

性別

女性会員が約96%と大半を占めています。

会員の条件

概ね成人であれば会員となれますが、自治体によっては家族構成(例:3歳未満の子どもがいる)によって登録するのに制限が生じる場合などがあります。

詳しくは最寄りのファミリー・サポート・センターにお問い合わせください。

サービス内容

子育てにちょっと行き詰まったり、リフレッシュしたい時の預かり、子供の習い事や塾などへの送迎など、子育てにおけるほとんどの事に対応。

  • 利用料金:800円前後で土日祝は別途プラス
  • 子供の対象年齢:乳幼児(生後3ヶ月頃)~12才の児童利用時間:7時~21時※早朝・夜間・土日祝も可能
  • 預かり場所:依頼会員又は提供会員の自宅、児童館や公園

以上の事は大まかな内容なので、詳しいサービス内容はそれぞれお住まいの地域で確認してください。

長男の入院手術

平成6年度にスタートとありますが、こういうのってだいたい大きな自治体から始まるんですよね。

うちの長男が心臓の手術をしたのは平成9年。

手術の事についてこちらで触れています。

良ければ読んでみてくださいね。

「ファミリーサポート」こんな事業の名前すら聞きませんでした。

手術が決まって困ったのはまだ赤ちゃんだった次男の事。

小児病棟には感染症予防の為に、赤ちゃんであっても元気な子供は入れないんです。

入院中に次男をどうするかとても悩みました。

まだ母乳を飲んでいたので、預けっぱなしは無理。

実家が近所だった訳じゃないし実母もまだ仕事をしていました。

とりあえずは自治体へ相談し社会福祉協議会を紹介していただきましたが、短期の時間単位での預かりをしているところはないとの事。

職員の方が

職員
職員

生協がやっているともしびボランティアというところに聞いてみては?

と教えていただきそちらに連絡しました。

登録されてるボランティアさんの中で条件に合う方がいれば引き受けますと返事をいただきましたが、残念ながら見つかりませんでした。

結局、遠方から姉に病院まで来てもらい次男を預け、母乳の時間に一度戻ってきてもらいその後長男の面会が終わるころに病院に戻ってきてもらう方法でなんとか乗り切りました。

スタートして3年経っても全然地方には届いていなかったファミサポでしたが、今は全国に広まっているようで良かったです。

次男
次男

そんな大変やったんや・・・

母乳我慢したくてもできひんからなぁ・・・笑

母

実家の洗面所にある緑色のドラえもんのプラスチックのコップは、その時叔母さんが時間つぶしにあなたを連れて行ったショッピングモールで買ってくれたんよ。

次男
次男

マジでっ⁉長持ちしてるやん(^^;)

ファミサポのメリットデメリット

すごいいいサービスだけどメリットデメリットを調べてみました。

メリット

  • 利用料金が安い
  • 地域の子育て経験者が多い
  • 保険もあるので安心
  • 提供会員さんが元保育士さんや元看護士という場合もある

また、提供会員さんを指名できるところもあるようで、決まった方を指名することで子供自身の特性や成長を分かってもらえるし、子供も何度か利用するうちに懐いていくので安心感が増しますね。

そしてサービスをきっかけにちょっとした事でも相談できる第3者ができるので子育てに心強いです。

デメリット

  • 予約が取りにくい
  • 利用中の事故や怪我が心配

登録会員の割合が提供会員より依頼会員の方が圧倒的に多いので、急な依頼だとなかなか希望日時に予約できなかったりするようです。

やはり想定外の事故なども無い事は無いようで、いくら保険で補償されるとはいえ、補償すれば済むのかという問題

私は提供会員適齢期

来年還暦を迎える私は、このファミサポの提供会員に適した年齢。

まだ、孫がいる訳でもないしパートで仕事はしているけど時間はけっこうあります。

市の広報などでファミサポの会員募集を見かけてちょっと興味を持ったりするんですが、一番の心配点は

大切な子供さんにもしもの事があったら取り返しがつかないし謝っても謝りきれない

です。

ファミサポセンターでは補償保険に加入している為万が一の場合は補償されますが、それだけでは済まない気持ちの問題に不安を感じるんです。

SNSでよく見る子育てにストレスを感じている人達がリフレッシュできるには、自由な時間が必要だとよくわかっています。

その為にこのファミサポはとても便利なシステム。

今一度提供会員についてしっかり調べ、登録を真剣に検討しようかと思っています。

さいごに

ファミサポは「幼児保育、教育の無償化」対象なので、保育が必要と認められた場合は子供の年齢と収入によって無償化となります。

また、ひとり親世帯に対する利用料金の助成もありますので自治体へ確認してみてください。

自治体が運営のファミサポは登録は無料がほとんどなので、今すぐに利用の予定はないという方でもひとまず登録しておけば、突然の事態にも慌てず利用出来ます。

特に第2子以降の出産と育児は、何かあった時に自分だけではなく上の子のことも考えてあげなければなりません。

私は次男を妊娠中8か月に入った時切迫と診断され入院を勧められました。

自宅で絶対安静を約束してトイレとお風呂以外は寝たきりの生活に。

自宅は地方だったので自治体からすぐに長男を預ける事が出来る保育園に空きがあり紹介してもらい、夫の勤め先のすぐ近くの保育園に短期入園出来ました。

都市部では常に定員いっぱいの保育園がほとんど、急な事態に入園できる保育園はなかなか見つからないのが現実です。

うちの長男の入院手術は事前にわかっていた事なので準備できましたが、突発的な事も想定してぜひ登録だけでもしてみては?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA