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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
私達夫婦はもうすぐ結婚35年目に突入します。
適切な言葉が見当たらないんですが、まぁ言えば「絆」的な物が太く強くなっていく感じが筋線維と似てるなと思う話。
筋肉が太くなる仕組みは、トレーニングなどで筋肉に刺激を与えると、筋線維の一部が破断されます。
その後、適切な栄養と休養を与えることにより、傷ついた筋肉は以前よりも少し太くなって修復されるので、結果的に筋肉が太くなります。
筋繊維を夫婦の絆に例えると、トレーニングは結婚した時からいろいろ起こる問題。
●結婚した事によって増える親戚問題。
●自分達だけの生活による金銭的問題。
●子供が産まれたら、子育てによるいろんなトラブルや悩み事。
まぁ言えば壁とでも言いましょうか……。
夫婦で乗り越えていく壁。
困った事が起こった時に、夫婦2人で話し合い解決していく事が前提ですので、どちらか一方だけが相手に対して抱える不満などは、ちょっと別の話です。
その壁が多ければ多いほど筋繊維である絆は傷つき、それを乗り越え修復する度に太く強くなっていくんだと思います。
その修復に協力してくれるプロテインはいわば子供達です。
壁の原因が子供であることも大いにあります。
ところが子供がその壁を乗り越えるきっかけとなる事も多々。
子供がいる事で思いとどまる事も結構あったりしますね。
やはり、子供はプロテインと同じ効果があります。

子供達が成長していくと、壁となる問題やトラブルがグッと少なくなっていきます。
もうその頃には何度も乗り越えてきた壁のおかげで、夫婦の絆が太く強いものになっています。
そうなると、トレーニングで何度も破断され大きくなった筋繊維の様に、多少トレーニングをサボったところで細くなったりしないし、絆も細っていったりはしません。
しっかりと太く大きくなった絆。
トレーニング中はただただ辛くしんどいだけで気づきませんが、子供達が自立し、また夫婦2人に戻った時、初めてその大きさを実感する事になります。
私は、もし子育てを含め家庭が大きなトラブルもなく順風満帆だったら、今の様な気持ちになる事はなかったと確信します。
夫婦2人で歩む人生、あとどれくらいの期間が残っているのかなんて予想もつきません。
でも、息子達が作ったたくさんの壁、身内をめぐるトラブルなど、私達夫婦には十分過ぎるほどの壁がありました。
その壁を乗り越えて、今太くなった絆のお陰で穏やかな日々を過ごせているんだと思います。
母は夫婦の絆を筋繊維に例えていました。
では親子の絆は例えるとしたら何でしょうか?
・子供が裏切っても信用は完全には壊れないが、親が裏切ると簡単に壊れてしまう
・下は0から上は無限
・圧倒的に親から受ける無償の愛で大きくなることが多い
以上のことを踏まえたうえで、夫婦の絆が筋繊維であるならば、親子の絆は、
ウエイトリフティング
みたいなものでしょうか。

ことわざに『血は水よりも濃い』とあるけど、それは違うよね。
親側はそう感じるけど、子供側は必ずしもそうではないよ。
絆って親子だからって勝手にできるものではなく、血がつながっていてもやっぱり情と愛が無いと絆は生まれないんじゃないかな?
最初は軽い重量でも、鍛錬を積めば重い重量を持ち上げることができる、つまり成長です。
その成長過程で、持ち上がるか分からない重量にチャレンジする時、必ず補助具や人に補助に入ってもらいます。
その補助役こそ親なのかなと思います。
子供が可能性を全力で発揮できるよう、背中を押したり時には手助けをして成功へ導く。
気づいたころにはこんな重量持ち上げれるようになったの!?と思ったり、補助具無しでもできたりと。
ウエイトリフティングをして、大きく成長していく筋肉を見て歓喜したり、筋肉痛の痛みに耐えたりとどこか子育てと相まみえるように感じました。
このブログを読んで頂いてる方々は、子育て真っ最中の方が多いと思います。
「今からそんな先の事なんて」と思っておられませんか?
でも、「ちりつも」なんですよ。
壁の解決を、どちらか一方の我慢や未解決のままスルーしていませんか?
以前熟年離婚の記事の時に書きましたが、結局熟年離婚は「ちりつも」の結果だと。
壁を乗り越える時に夫婦でよく話し合ってお互いが納得できる解決をしましょう。
小さな壁でも大きな壁でもそうする事が筋繊維である絆を太く強いものにしてくれるんです。
さぁ、今日から筋トレしましょ。