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このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
母
の後には母親である私の投稿。
次男
の後には息子である僕の投稿です。
次男
こんにちは。
今回は過保護、過干渉について。
どこからが過保護でどこからがそうでないのかについてと、過保護による子供への悪影響についての話。
子供などに必要以上の保護を与えること。また、そのようにされること。また、そのさま。
広辞苑より
必要以上の保護とは、
- 子どもができることをすべてやってあげる
- 子どもが失敗しないように先回りして手伝ってあげる
- 親がなんでも言うことを聞いてしまう
などがあり、『心配』に伴って行動に移してしまうことが多いように思います。
また近年、「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞くようになりました。
まるで上空を旋回するヘリコプターのように子どもの行動を監視し、少しでも困っている様子や失敗しそうな姿を見たら、すかさず助ける親のことや、子どもを管理・干渉する親のことを言います。
必要以上に関与すること。 一般的な限度を超えて関わること。 過剰に干渉すること。
広辞苑より
必要以上の関与とは、
- 子どもが話す前に話し出す/話をさえぎる
- 子どもの友人関係を決める
- 行動範囲を親が決める
などがあり、こちらも『心配』に伴って行動に移してしまうことが多いように思います。
これは一概に決まっているものではないそうです。
親として子供を『心配』するからこそ生まれるものであるためです。
僕的には違いは、
子供を甘やかしすぎるのが過保護、自分の思い通りにするのが過干渉だという認識です。
母
赤ちゃんの時は泣くばかりで何を要求しているのかわかりません。
親は赤ちゃんが泣いている原因をあれこれ模索しながら泣き止めばそれが原因だったとなるんですが、言葉を話せないのだから実際そうだったのか答えはわかりませんよね?
足が冷たかったら寒がっている
手が暖かかったら眠たい証拠
と信じて靴下をはかせたりお昼寝させようとポンポンしたり……。
言葉がはっきり話せない為子供から明確に要求されることがない状態の幼児期は
風邪ひいちゃうかも?
お昼寝ちゃんとさせなくちゃ
などの『心配』が過保護になってしまうと思います。
幼児サークルで一緒だった2歳の男の子のママが10月なのに早くもタイツをはかせて来たんです。
子供たちはサークルで集まると、飛んだり跳ねたり走ったりと体を動かしているのですぐ暑くなって汗をかきます。
えっ?暑いんちゃう?
と思ったけどサークルの中でも神経質なお母さんだなという印象があり、ちょっとした事でも傷つきそうで思ったことをストレートに口に出すことは控えていました。
すると、見かねた先生が
子供は大人よりも汗をかきやすいから薄着を心がけてね
と言ってタイツを脱がせるようにそのお母さんにも言っていました。
そのお母さんは外遊びの時間も付いて回り転びそうになればすっと抱き上げたり、室内で遊んでいる時も目を離すこともなく他のお母さんとおしゃべりすることもなかったんです。
せっかくなんだからお母さんも息抜きすればいいのになぁ
と思っていました。
『心配』なのは分かりますが過保護すぎ、幼児期は親側が少し離れて見守ってあげることの練習期間でもあります。
子供って成長するにつれて何よりも見守ってあげる事が重要になってくるんです。
もっと大きくなると見守ってあげる事しか出来なくなりますしね。
私は過保護よりも過干渉の方が多いんじゃないかなと思います。
子供が大きくなっていくと子供の個性が現れ始めます。
幼児期に過保護だった親は過干渉へと移行するように思います。
『心配』が過保護や過干渉になってしまう要因だと次男が書いてますが、過干渉に関してはその『心配』って本当に子供自身の事が心配なんでしょうか?
子供を通して自分が出来なかったような進路を歩ませたがる親が多いのも事実です。
わかりやすい例として、有名私立に小学校から入って大学までストレートという人生にあこがれていた人が、さも子供自身がそう望んだようにお受験をさせる。
親が思う通りの息子なり娘にならなくなってしまうことが『心配』なんじゃないのかな?
過干渉になる親というのは、自分が信じるいわゆる勝ち組の大人に育ってほしくてあれこれ口を出すんです。
いくら親でも子供は子供で別の人間です、自分の夢を押し付けてはいけません。
次男
・自立できない
・自制心が弱る
・自分で解決できなくなる
過保護の場合、子供自身が、親は何なんでもしてくれるという気持ちになります。
それが根付くと自分自身でしなくても親がしてくれるといった他人任せになり、それは大人になった際、社会に馴染めない要因の一つにも成りえます。
同時に自己解決能力が著しく低いため、困難なことから逃げるようにもなります。
簡単に言えば、度を越えたわがままな人という認識でしょうか。
・自尊心が低くなる
・無気力になる
・自分で物事を決められなくなる
過干渉の場合、自分で決めることができなかったため自分に対して自信が無くなってしまいます。

今まで親が決めていたから失敗体験が少なく
自分の決断に自信が持てなくなるのは当たり前。
人は大人も子供も失敗からしか学ばないんよ。
それは行動意欲や発言に影響を及ぼし、極端に消極的な大人になってしまい、自分で行動する機会が多い社会では苦労することが多いと思います。
特に無気力になってしまうのは、せっかくの子供らしさを捨ててしまっているような気がしてもったいないですよね。
過保護と過干渉について取り上げました。
親として子供を心配する気持ちは分かりますが、それが度を越えたものではないようにしないといけません。
子供からすると、ちょっとしたことでも過保護だなぁとか過干渉だと思うことは多々あります。
親が心配して言ってくれているのは分かっていても、なかなか素直に認められないのが思春期だったりします。
そんな時は、なぜそう言うのか、もしものリスクについてを説明してあげることも効果的だと思います。
納得しないのであればどうして納得できないのか、話を聞いてあげることもお忘れなきように。
子供が大人になった時、精神的に自立出来るよう子育ての一環として今回のテーマについて改めて考え直してみてもいいかもしれません。
あなたは過保護過干渉ではありませんか?
この記事がその良い機会になればと思います。