【子供の言葉遣い】親の口ぐせや言い方をコピーしちゃう現実を利用しよう。

子供の言葉遣い

このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回は「最近子供の言葉遣いが悪くて、注意しても全然聞かんしどうすればいい?」

と悩む小中学生の子を持つ友人。

言葉遣いが悪くなる原因はやはり親。

親の真似をするんだから親が子供に使ってほしい良い言葉を話せばそれも真似するって事の話。

親の言葉遣い

子供は生まれてすぐから毎日親から言葉のシャワーを浴びて育ちます。

子供の成長って資質と環境によって違ってきますが、言葉遣いに関しては環境によるもの。

日本人の両親から生まれても、アメリカで生まれ両親共に家で英語を話していれば日本人であっても英語を話し始めるのと同じで、家庭内で交わされる言葉を子供は覚えて使うようになります。

なので、親の使う言葉や言い方発音など丸々コピーするんです。

女の子のあるあるなんですが、言葉を話し始めてごっこ遊びをしている様子を見ていると、お母さん役の時の言葉遣いはまさに自分がいつも言われている感じで言い方までそっくり。

しっかり聞いてるんだなぁ~と関心するやら恥ずかしいやら……、経験ありませんか?

思わずクスッとしてしまいます。

赤ちゃんに話しかける言葉だけ気をつけていてもいけません、普段の夫婦の会話や電話での会話の時の言葉遣いまでちゃんと聞いているので気をつけましょう。

次男

悪い言葉遣いを言ってしまう子供の本音

ある日、急に汚い言葉を言っていたなんて経験よくあるんじゃないでしょうか。

今までそんな言葉聞いたことなかったのに!

どこで覚えてきたの!?

子供からすると、心からそう思っているのではなく、

  • 新しく知った言葉を言ってみたい
  • どんな反応するんやろう・・・

というただただそれだけの理由でしかないんです。

小学生にもなればたくさんの言葉が飛び交う教室に1日の4分の1居ることになります。

そして今まで関わることのなかった新しい人との出会いがたくさんあります。

その中で言葉というのは刺激、影響を最も受けるジャンルであるということです。

そしてその汚い言葉で周囲に反応があれば、子供は喜んでしまうんです。

かまってもらいたいと無意識に思っているがゆえに、人が反応するような言葉が気になるだけで善悪はなかなか判断できないんです。

親の次は保育園

まだ言葉を話せない時期から保育園に通っている子供さんもいます。

子供がたくさんいる保育園では、家庭以上にたくさんの言葉を耳にする事になりますね。

保育園に行っている子供が言葉を覚えるのが早いのはこれも一つの理由だと思います。

なので通う保育園によって言葉遣いは全然違ってしまいます。

おまけの話

韓国で知り合った30前ぐらいの日本語ガイドの韓国人女性。

同じ韓国人の旦那さんは日本で仕事をしているそう。

教育の事を考えて子供は日本で育てようという事になり、日本と韓国で別居し旦那さんが今3才の娘ちゃんと2人で日本に住んでいて保育園に通っていると。

韓国人ガイドさん
韓国人ガイドさん

どんどん言葉遣いがひどくなるし、保育園に行き始めてもっとひどくなったんです。

私

ちなみに保育園ってどの辺?

と聞いたところ、納得……(・・;)

その地区は商売人が多い地区、私はその地区でアルバイトをしていた事がありよく知っている所。

バイト先の社長の娘ちゃんは小学生だったけど普通に

「まいどまいど〜」

と言ってお店に来たり、親との会話も普通の商売人のおじさん同士が話している言葉そのままって感じでした。

外国の人が日本語を覚える時、また私達が外国語を覚える時はまず標準語。

そりゃ、日本に住んでいない韓国人のお母さんにとってどんどん商売人口調になっていく娘ちゃんに戸惑いますよね。

私

地域的には人情味が溢れていて住みやすい所だけど、

言葉遣いが気になるなら引っ越しするしかないよ

とアドバイスしました。

結局どうしたのかなぁ〜(´∀`)

男の子はお父さんの影響大

家庭内でお父さんがお母さんに上から言う感じだと、男の子はやはりその影響を受けるようです。

思春期になるとその傾向は顕著で、お父さんと同じ様な口調で暴言をはきはじめるんです。

いつも仲良くしている友達の影響もあるんですが、小さな頃から聞いているお父さんの言葉遣いが重要です。

子供の前で夫婦喧嘩をしてはいけないのは、その言葉のやり取りと空気感が普段と違うから余計に耳に残ってしまうんです。

気をつけなければいけません。

次男

特に真似する父親の怒り方

僕自身、父親の言葉遣いに影響を受けていたかと言われると正直分かりません。

僕の父親は普段すごく温厚で怒ることがほとんどありません、いざという時やこれはダメだという時にしか怒りません。

それゆえに、父親が怒った時は本当にダメな時、というのが脳裏に刷り込まれるんです。

またその時の印象はすごく残っています。

印象に残っているからこそ真似してしまうんじゃないかなと思います。

今考えると、自分自身が怒る時は父親に似ているような気がします。

良い言い方悪い言い方

暴力的な言葉遣いだけではなく、いくら優しく言ってもその言い方によってはプラスにもマイナスにもなります。

たとえば片づけができてない時

悪い言い方の例

片づけしなくちゃダメでしょう

また片づけしてないの?

なんで片づけできないの?

良い言い方の例

片づけすると気持ちいいよ〜

片づけしてくれるとお母さん嬉しいわ

片づけ終わったらおいしいご飯食べよう

ちょっと気をつけるだけで子供の気持ちが違ってきます。

家庭内でプラス思考の言葉遣い

毎日忙しくしているとついイライラしてしまい、子供に対して適当な受け応えをしてしまったり、つい大きな声を出してしまったりと後悔ばかりしていた私。

なので、偉そうな事は言えませんが思考はどちらかと言えばプラス思考のタイプです。

悩み事があった時、悩んで考える事でいい方向に向かうなら悩むけど、悩んでもどうしようもない事は

なるようになるわぁ〜

まっ、いいかぁ〜

と流れに身を任せる事ができました。

この「まっ、いいかぁ〜」って簡単な様でなかなか難しいですよね。

でも、悩んでもどうしようもない事の方が多いでしょ?

家庭内での会話でプラス的な言葉遣いって特別なものではなく、日常生活の中の簡単な言葉です。

  • おいしいね
  • 楽しいね
  • ありがとう
  • 幸せだねぇ〜

思ってても口に出さない人が結構いるようですが、それはもったいない!

意識してどんどん言葉にするだけでプラスに動いていくってもんです。

次男
次男

普段の何気ないこの言葉たちは実はすごく重要で、

人に感謝できる人になるのはここが重要じゃないかなと思ってる

アイメッセージ、ユーメッセージ

アイメッセージとは私(アイ)を主語にして相手に伝える話し方。

ユーメッセージは相手(ユー)を主語にして伝える話し方。

子供に対してアイメッセージで伝える様にするだけでプラスイメージになるんです。

帰りが遅かった時の例

アイメッセージ

早く帰って来ないとお母さん心配するわぁ

ユーメッセージ

こんな遅くまでどこ行ってたん?

同じ内容でも受け止める側の印象はずいぶん変わります。

今まで子供を主語にして伝えていた事を、自分を主語にして子供と会話してみて下さい。

すぐに結果が出る訳ではないですが、親がアイメッセージで伝える事が自然に出来る様になれば、子供も友達にアイメッセージで伝えられる子になります。

真似をするのが子供なので、真似をして欲しい言葉遣いを親がすればいいだけです。

ちょっといい話

先日テレビを見ていると、お笑いコンビスピードワゴンの小沢さんがおばあちゃんの話をしていたんです。

おばあちゃん
おばあちゃん

「してあげる」と言うとポイントをあげちゃう事になるけど、

「させてもらう」と言うと神様からポイントをもらえるから、そういう言い方をしたほうがいいよ。

とよく言われて育ったそう。

「してあげる」って言葉、おばあちゃんはどことなく上から目線に感じるしカドが立つようで使って欲しくなかったんでしょうね。

子供に分かりやすい言い方ですね。

さいごに

まだ独身の頃、たまたま見かけたお寺の入り口にあった貼り紙に

今日も仕事ができるのは?

という言葉がありました。

その時はピンと来なかったけど、その言葉がずっと引っかかりじわじわと染みてきました。

仕事ができるのは……、雇ってくれているから?

いくら能力があっても、いくら健康でも採用してもらえなかったら働けないって事よね?

働いてあげているのではなく働かせてもらっている

そんなにへりくだる必要はないけど、私は60年近く生きてきた中で「働いてあげてる」と思いながら仕事をした事はありません。

次男
次男

残念ながら息子はそう思えなかった・・・笑

母

それは残念やな、まだこれからやで!

何に対してもそうですが、

「〇〇してあげた」

という考え方は見返りを求めている様で好きではありません。

自分がやる又はしたいと決めたのは自分自身なんだから、見返りを求めるのは違います。

友人の誕生日にプレゼントするのも、「今年もお互い元気で誕生日をお祝いできることがうれしい」と思うからプレゼントするのであって、何かお返しが欲しいと思うからではありません。

またまた登場しますが相田みつをさんの言葉に

おかげさん

とあります、その気持ちは大切にしています。

人は誰かのおかげで生きていけているんです。

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