【育てる事はどれも同じ】米や花、木そして子供。

米作りと子育ては似ている

このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回は『育てる』について。

私はお米を育てながら『育てる』事は子供もお米も同じだなぁとつくづく思う話。

土は家庭

今年のお米作りがほとんど終わり、おいしい新米が出回っています。

稲刈りが終わっても田んぼの土の中ではいろんな生き物や微生物が長い冬を乗り越えるための準備をしています。

次の田植えまでの約7ヶ月、トラクターで土を何度も耕し次の田植えに備え、栄養となる去年の藁や肥料を混ぜ込み、苗が育ちやすい環境を整えて田植えを迎えます。

苗を育てるのは土、それは例えると子供を育てる親であり家庭。

固い土では根が張りにくく苗がのびのび育たないのと同じで、家庭環境も柔らかくなければ子供はのびのび育たないんです。

土のようにやわらかい家庭で子育てしましょう。

根は土台

苗がどんどん大きくなってく過程、土がやわらかければ根はどんどん伸びていきます。

初め1本だった苗、茎の根元から新しい茎が出てくることを分けつと言いますが、それを繰り返し何本もの茎に分かれそれぞれに花を咲かせ米となっていきます。

お米の花、見たことありますか?

小さな白い花です。

根がしっかりと張っていれば、どんなに風が吹いても稲がまっすぐ立っています。

土台となる根は土の中、目に見えないところなんです。

見えないからこそ大事なんです。

私が子育て中に何度も励まされた相田みつをさんの言葉の中に

根さえしっかりしていれば 

どんなに枝葉がゆれたっていいじゃないか 

風にまかせておけばいい

と、短い文章の中に子育てに必要なメッセージがぎゅっと詰まっています。

これ以外にも人となりを根っこに例えた言葉は他にもたくさんあります。

それほど根は大切、どれも素敵な言葉です。

少々の事では揺れないしっかりと太い根を張った子供に育てましょう。

土から上は環境

稲が伸びて目に見えている茎や葉の青々とした部分、それは子供を取り巻く環境。

出会う人達、先生、友達、祖父母、地域の大人。

もちろん成長するため太陽の光が必要なのと同じで、季節によって変わる太陽の暖かさ、雨、雪の冷たさ。

お米と子供は同じでその環境によってグングン伸びる時期もあれば停滞する事も。

時期にによって田んぼの雑草を抜いたり、水を足したり抜いたり、肥料の量を調節する様に、常に変化する子供の環境には目を配らなければいけません。

太陽をいっぱい浴びてグングン伸びる子供に育てましょう。

実るほどこうべを垂れる稲穂かな

たくさんの栄養を蓄えたやわらかい土でしっかり太い根を張り、たっぷりの水と太陽でグングン伸びた稲がたくさんの実をつけるように、子供達もそんな環境で育つとたくさん実をつけてくれます。

お米はこれで収穫となりお米として美味しく食べて終わるので、お米と子育てが似ているのはここまで。

実ったお米は大人に成長した子供達。

人としてのあり方を稲穂に見立てているこのことわざは、稲の穂は身が入るほど垂れ下がっていくことから、中身が充実した人ほど謙虚であることの例え。

まったくその通りですね。

伝わっているのかどうかは疑問ですが、社会人になった息子達には折に触れて何事も謙虚にと伝えてきました。

次男

尊敬できる考え方を改めて

この記事を初めて読んだとき、すごい!というのがすぐに出てきました。

子育てをお米作りで例えた母。

まさにその通りででした。

特に根っこが大事という部分。

植物は根っこがないとすぐ枯れてしまったり、成長できなかったり、自立できなくなりますよね。

人も同じで、根っこが詰まっていない人は初めはうまくいくかもですが、気が付いた頃には自分の周りから誰もいなくなってしまっていたりします。

そのことに気づけない人はさらに悪化し、終いには心が枯れてしまう。

人間関係において最も大事な部分がこの根っこの部分だと思っていますし、そう育てられたのかもしれません。

この親あってこの子ありという言葉がありいい意味で使われることが少ないかも知れませんが、僕はこの言葉を誇らしく思います。

考え方が尊敬できる人が一番身近にいてかつ、育ててくれたことは僕というお米にとって、最高の農耕者ではないかと改めて感じました。

母

あらっ、ずいぶんお褒めいただきありがとうございまするm(__)m

さいごに

私が仕事でコメ作りを始めた時から

お米作りは子育てみたい

と思っていました。

種である子供が成長する為、土台である私達親の役割は根が自由にはりめぐりやすいように柔らかく、水分と養分をたっぷり貯められる心を持つことが必要です。

これは私だけが感じている事なのかもしれませんが、お花を育てるのが上手な方いらっしゃいますよね。

枯れかけた花を一生懸命育てて上手に咲かせる、それどころか増やす方。

その様子はしっかり手をかけるというよりも、常に気にかけているというさりげないもののように見受けられます。

こういう方は、子育ても上手だなぁと。

実際、私の周りの人の中で、そういった方がいらっしゃいます。

余談ですが、先日解散したV6の三宅健さんが女性に花を贈るのは、ちゃんと面倒を見れる人なのかどうかを知るためと言ってました。

切り花は毎日水を換えたり、しおれかけたら茎を切って水上げをしたりと手がかかります。

それをちゃんとできる人って、確かに面倒見が良い人なんですね。

なんだか今回はお米作り熱が先走ってしまって、農業に興味のない方にはあまり伝わらなかったかもしれませんね、ごめんなさい。

でも、相田みつをさんの言葉は短くても本質がしっかり伝わってきます。

来年用に相田みつをさんのカレンダーを是非買ってみてください。

子育て中は、何かと励まされますよ(^^)

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