【居住地制限撤廃】羨ましいけど自由って不自由?

居住地撤廃

このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回は先日Yahoo!が日本全国どこに住んでもいいというびっくりな発表についての話。

Yahoo!の居住地制限撤廃とは?

社員の居住地に関する制限を撤廃し、全国どこにでも住むことができる制度。

通勤手段は従来の電車や新幹線、バスに加え、航空機での出社も認める。

社員の多様な働き方を後押しし、優秀な人材の確保にもつなげる。

正社員と契約社員、嘱託社員の計約8千人が対象となる。

これまで社員の居住地は、午前11時までに出社できる地域に限っていた。

交通費は片道6500円の上限をなくし、航空機代もカバーできるようにする。

月間で15万円の上限は残す。

Yahoo!ニュースより引用

どこに住んでも自由

このニュースを見て

いいやん!と感心した反面

この人事制度が採用されたことによって

「やったぁ〜、南の島に引っ越すぞ!」

と言って今の居住場所から本当に引っ越す人はどれぐらいいるんだろうと。

次男
次男

実際そんなおらへんと思う・・・

IT企業としてはスタンダードになりつつある居住地制限撤廃の流れは、コロナをきっかけにどんどん加速してきたようです。

そりゃリモートワークがこれだけ進めば毎日出社のメリットって何?ってなりますよ。

交通費を支給して満員電車で出勤させる事、今ではデメリットしかないですよね。

居住地制限撤廃の事情

今やIT関係の仕事をしている人は大勢いますが、Yahoo!などの規模になると一人でも優秀な人材を採用したいわけです。

今は高い技術を持っている人は企業で取り合いになるほど。

技術を持ってる方にとって居住地がどこでも自由である事はとても魅力的ですよね。

お給料だけで優秀な人材を集める事は今は難しい時代。

なぜなら、優秀であればフリーランスでいくらでもやっていける時代だからです。

会社に縛られたくないけど安定した収入があり、フリーランスなら自分でしなければならない事(申告など)もしなくて良いならそれはそれで魅力的です。

会社員であって会社員じゃないという新しい雇用のスタイルです。

次男

居住地制限撤廃の懸念点

母のこの記事をみて初めて知ったので調べてみました。

なるほど。

たしかに良い人材を集めるにはもってこいの雇用スタイル。

しかし、ふと思ったことが。

派遣や契約社員的な雇用形態が増えない?

居住地の制限無しということはテレワークやリモートワークが増え、出勤日数が週1~3とかになるということだと思います。

現にコロナ禍でこういう雇用形態は深く根付きましたね。

しかしこの雇用形態では、リモートで説明してすぐできる仕事(雑用など)をするイメージがあり、現に派遣や契約社員といった非正規社員を雇うことで人件費の削減を行う企業が増えているそうです。

僕は同一労働同一賃金に大賛成派なので、もしこのような企業が増えるのであれば、良いことなの?というのが正直な感想ですね。

自由になった事で起こる問題

今、あなたの勤め先がどこに住んでも良いという状況になった時、どこに住みますか?

アウトドアが趣味で田舎暮らしに憧れている人なら実際に環境の良い地方へ引っ越しますか?

独身ならなんの問題もありませんが、結婚していると自分はそうしたくても配偶者の勤め先が変われないなら別居や単身赴任になってまで移住したい?

子供を持っている夫婦なら、子供の為環境の良い地方に引っ越したいと思っても転校しなければならないし、学歴重視の考えだと地方は塾も予備校も学校も少ない為難しいです。

有名中高一貫校などはやはり都市部に集中していますから、そこを目標にしている人達にとって地方への移住はリスク。

学歴よりも自然の中でのびのびと育って欲しい

いい学校に行っていい大学に入り一流企業に就職してほしい

住む所が自由に選べるようになったことで、自分が本当はどういう子育てをしたいのかがはっきりわかります。

アウトドアブームの延長で移住したいと言ってる人も多いようですが、居住地制限撤廃になりいざ移住できる環境が揃った時に

本当にアウトドアが好きなのか?

アウトドアは単なる趣味だったのか?

もはっきりわかります。

地方移住は一長一短、移住歴30年の私はメリットデメリットを経験しています。

よかったらこちらを読んでみてください。

勤務地選択の自由は自分だけの問題ではなく家族みんなの問題。

夫婦で意見が違う場合など、この件で議論したり議論ならいいけど夫婦喧嘩の原因に。

結局どちらかが我慢しなければならない事になります。

居住地制限撤廃にならなければ、ケンカになる事も我慢する事もないんですよね。

自由って案外不自由ですね。

さいごに

ここ最近は大手企業パソナが淡路島に本社を移したり、リモートワークが可能な業種は居住地撤廃の動きで東京集中を無くしていこうとする取り組みが盛んです。

テレビのインタビューで東京から淡路島へ移住されたパソナの社員の方がとても満足してると話していました。

ですが、子育ての特に教育に関してはどうしても都市部に利がある状況が変わらなければ、地方への移住のデメリットを考えると難しいと思います。

大学に関して言えば学部にもよりますが、地方の国立大よりも東京の有名私立大の方が就職には断然有利です。

まだ子供が小さいからもう少し大きくなってから考えようなどと思ってのんびり構えている方。

出来れば転校という事は避けたいなら保育園に入園の時点で子育てする地を一旦決める事をお勧めします。

引っ越してから

ここは違うな?

と感じたら子供が小さいうちならば引っ越すことも出来ます。

子供が小学校高学年を超えると、子供自身が転校を嫌がり引っ越しのハードルは高くなります。

もし私がYahoo!の社員で子供がいないならサブスク型住居であちこち移動しながら仕事をして、気に入ったところに住み着くのもいいなと思います。

居住地制限撤廃という羨ましい企業にお勤めなら、これから先のあらゆる可能性を考え情報を集め家族で話し合ってみては?

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