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このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今回は兄弟(姉妹)の関係性についての話。
順番から考えると親の方が先に亡くなるので、その後の人生では兄弟姉妹は頼りになる存在。
親としては、できれば兄弟(姉妹仲)は良好な方がいいと思いますよね。
年末年始で実家へ行ったり義実家へ行ったりした方も多いと思います。
うちの息子達は3歳違いですが、どちらかと言うと仲が良い兄弟です。
今は2人共一人暮らしをしていて、お互いの家は電車で2時間以上かかる距離です。
お互いそれぞれが得意な事に関しては連絡を取り合って頼ったり頼られたりしているようで、実家には帰って来なくても、たまにお互いの家へ行き来したりしています。
うちと同じように3歳違いの息子2人がいる友人がいます。
長男はまだ実家暮らしで次男は一人暮らしを始めて5年程。
そこは、兄弟仲が良くないようです。
仲が悪いと言うよりも、仲良くないって感じですかね。
仲が悪いって言うといがみ合っているイメージですが、そこまでではなくお互い無関心みたいな感じ。
家族が揃うのはお盆とお正月以外に実家に帰ってくるのは数える程だそうですが、兄弟はほとんど会話をする事がないそう。
兄の方は一人暮らしの弟の家に行った事もないどころか、どこに住んでいるのかも知らないようです。
個人の資質的なものの違いはわかりませんが、育った環境的に考えて思いついた事がひとつあります。
友人の2人の息子達は小学校から高校まで野球をしていたんです。
別の高校へ通っていたし中学校の部活は3歳違いなので活動の時期は重なっていません。
小学校の少年野球チームの時だけ2年間同じチームだったんです。
うちの場合、小学生の1年間だけサッカークラブが同じだった以外は全て違います。
その友人は次男が入っていた少年野球チームで知り合ったお母さん。
野球の練習や試合で何度か兄弟2人を見ましたが、当時から仲良く喋っている姿を見かけなかったんです。
上記の通り、僕は兄と仲が良いです。
兄はパソコン関係が得意で、分からないことがあればよく相談します。
逆に僕は服が好きなので、ファッションに疎遠だった兄からよく服装についての相談を受けたことがあります。
こうしてお互い不得意な分野を補っている関係にあるのですが、初めからずっと仲が良かったわけではありません。
特に反抗期が重なった時なんてもう殴る蹴るの大喧嘩を良くしていました。
お互い成長して体も大きくなっていたので両親が止めるにはあまりにも危険でよく母から、

やるなら外でやって!!!
とよく言われたものです。
そんな僕には、兄を嫌いになった時と兄を好きになった時が存在します。
それも明確に覚えています。

マジで兄弟げんかのレベルがちゃうわ、家壊れるぅ~って思った。
これは僕が高校生の時です。
兄はその時、専門学校生で生活態度はまあひどいものでした。
そんな兄を嫌いになった理由が、
親に迷惑をかけていることを自覚していないと分かった時
です。
僕自身両親ともに仲が良く、特に母親にはお弁当や部活動で汚れた服の選択などサポートしてもらったことが多くあり感謝の気持ちが常にありました。
そんな親に対しての言動や態度にすごくイライラして、
人としての非常識人認定
を兄にしてから嫌いになりました。

確かに、あの頃の長男はひどかったけど非常識人はひどない?(@_@;)
これは僕が社会人の時、兄はいろいろあって僕より1年遅く就職したんです。
それから数カ月、次第に兄が社会というものを知り、
常識人に戻った
その時に兄を嫌いではなくなったんです。

戻ってくれてよったわ(^^;)
常識や非常識って、僕の基準で決めてしまっているところはありますが、人としての大前提を守れるか守れないかで僕は判断していました。
私は3人姉妹の末っ子です。
姉に言わせればわがまま気ままに映っていたようですが、末っ子的立場からは小さい頃は姉達からいじめられたりからかわれたりされた思い出も多々あります(ー ー;)
私が息子達を育てる上で言わないように気をつけていた言葉。
お兄ちゃんなんだから我慢しなさい
でも、自分よりも小さな子には優しくしてあげなさいとは言っていました。
弟にということではなく、自分よりも小さな子にはという意味です。
兄と弟という立場の違いでの区別をしないようにしていました。
兄だから〇〇
弟だから〇〇
という言い方はしないようにしていたんです。

たしかに言われたことないなぁ
- 子供達を比較しない
- 子供達を差別しない
- 子供達のケンカに口を出さない
兄弟姉妹はそれぞれ別人格です。
お友達とは違いますが、年齢が近ければお互いがライバルだったりする事も。
さっき書いた友人の兄弟は同じスポーツ野球をしていた事でライバル的な気持ちがあったんじゃないでしょうか?
試合成績などで明確な数字が比較できてしまう事も悪影響ですね。
簡単に言うとえこひいきです。
自分の子供だけど、なんとなく馬が合う合わないは感じる事ありますよね。
でも、えこひいきは厳禁です。
そして、異性の兄妹姉弟の場合は特に気をつけなければなりません。
男の子なんだから〇〇
女の子なんだから〇〇
ジェンダーフリーの世の流れからもかなり遅れている発言ですが、これ、結構言ってる親は多いんです。
男らしく
女らしく
未だにそう言ってる人、周りにいませんか?
親がそういう思考だと、いくら学校でジェンダーフリーの授業を受けても子供はその空気感を自然と身に付けてしまいます。
喧嘩両成敗という言葉があるように、兄弟ケンカに対して一方だけを叱ったり責めたりしてはいけません。
それぞれに言い分があり譲り合えなかったらケンカになっているので、親が口出しして
お兄ちゃんが悪い
弟が悪い
とジャッジするのはいけません。
それぞれのいけないところを説明してお互いに謝らせるようにしないと、どちらかだけ我慢させる事ような解決ばかりをしていると不仲の原因になります。
以上3つの事を意識して子育てしてきた結果が必ず不仲を避けられるとは言えませんが、少なくとも私がこの3つに気をつけて子育てしてきたうちの息子達の関係は良好だという事は事実です。

僕のもあったように、兄弟が嫌いになる時は必ずしもなにか原因があります。
その原因は親からすると、そんなことで?と思うことも多いと思います。
しかし実際問題、親が把握できないようなことが起きるのが子育てと言うもの。
僕が思うのは大きく分けると、この2つのパターンしかないと思っています。
- どちらかが優秀で嫉妬や無力感を抱く
- どちらかが劣等で嫌悪感を抱く
自分はできないのに兄はすんなりできてしまったり、年上なのに弟の方ができが良かったりと、兄弟で勝手に優劣をつけてしまうパターンです。
そうなると自己嫌悪に繋がり、自己主張に自信が無くなり発言や行動に恐怖感を覚えるようになってしまうかも知れません。
子供の得意を見つけ出すこと
だと思います。
子供自身に、人それぞれ得手不得手があることを自覚させるんです。
そうすることで自分自身を知るきっかけになり、自己嫌悪にならず、長所を見つけることができます。
自分自身の想像ではありえない行動を取っていたり、人として尊敬できない、認められない行動をしている兄や弟を見ると、反面教師のように思い嫌いになってしまうパターンです。
これはこれで反面教師になるのであればいいのかもしれません。
僕はこのパターンでした。
しかしこのパターンで注意しないといけないことは、
相手をバカにするようになってはいけない
ということ。
自分が優位であることを悟ると、人をみくびったりバカにしたりすることがあります。
親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、決して人をバカにしてはいけないんです。
そうすることで自分自身の価値が下がっていくことにも気づけず、気づいたときにはもう遅い場合もあります。

その通り!ええこと言うやん~
人の得意を見つけ出せる人に育てること
そうすることで、その人にしかない価値を見つけ出すことができ、誰に対しても敬意を払える人になると思います。
なんだか同じような内容に見えませんか?
結局は人それぞれ得手不得手があり、それはお互い比べるものではなく尊重し合うものだということなんです。
それに気づけた人はもう最強です。
気づけば自分の周りにたくさんの人が集まっていることでしょう。
またその人たちからもたくさん学ぶことがあり、人としての成長の伸びしろがハンパないです。
そう僕は思います。
兄弟姉妹の仲って、年齢によってずいぶん変わっていきます。
小さい頃はケンカばかり、思春期時期はお互い話もしない。
次男の記事を見てそこまで具体的なきっかけがあったのかと驚きました。
そんな兄弟姉妹でもそれぞれが別居して家庭を持つと、実家に関わる事は相談し協力しながら解決していくようになります。
年齢が近くて姉妹の場合は特に先輩ママとして出産の不安や子育ての悩みなども気軽に話せる間柄。
私自身も初めての出産の時は実家の母よりも姉は頼りになる存在でした。
親としては兄弟姉妹の関係が良くないよりも良好な方が心配事は減ります。
「うちは相続するような財産ないから」
と言う人がいますが、普通に生活していたからには何かしらの相続が発生するもんです。
いつか来るその時、争う事なく円満に解決して欲しいのが親心。
親が子育て中にちょっとした気遣いをする事で兄弟姉妹の関係が良好になります。
血は水よりも濃いといいます。
今、ケンカばかりでも大丈夫です。
すぐに結果が出るわけではないけれど、子供達への気遣い、続けてみてください。