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このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今回は前回の補足、私が委員だった時に好評だった行事について。
前回の記事はこちらです
私が経験したPTA委員は次の5つです。
- 次男が保育園の時の保護者会役員。
- 次男が小学校1年生の時のPTA委員。
- 長男が小学校5年生の時の地区委員。
- 長男が中学校3年の時の学年委員長。
- 長男が高校1年の時のPTA委員。
うちの保育園の場合は先生からお願いされるんですが、先生の方でも仲の良いお母さん同士をよく観察していて依頼されるので
「〇〇さんも一緒ならやります」
的な感じでスムーズに決まっていました。
会長を含めて5人が保護者会役員。
私が引き受けた時はラッキーな事に皆さん良い感じで、子供達を喜ばせる為にアイデアを出し合い今までにしなかった行事も積極的に提案しやらせていただきました。
年長組のお遊戯の曲が月光仮面。
うちの夫がバイクに乗っているという理由だけで月光仮面のコスプレでバイクで園庭を走る事に。
全身真っ白、ベビー布団のシーツをマントに、ヘルメットには妊婦の時に巻いていた腹帯のサラシを巻き、金色の色紙で月のマークを貼り付け完璧なコスプレ。
園児も保護者も「おぉ~っ」「わぁ~っ」などどよめき?が起こって盛り上がりました。
中学生の時、次男は同じ保育園だった友達に

月光仮面はうちの父ちゃんやった
とネタバレしてびっくりされたと言ってました。
これはすごく覚えていますね。
月光仮面の存在は知らなかったので、出てきたときは仮面ライダーかと思っていました。
バイクでさっそうと登場した仮面ライダーは保育園のグラウンドをぐるぐるとマントをなびかせ走っていたのを覚えています。
最初は、かっこいい~!となってましたが、ふと、
あの緑のバイクなんかみたことあるなぁ・・・
と思い出してからバイクにしか目がいきませんでした。
すまん父ちゃん。
前回書きましたが、クラス委員に選ばれたのは出席番号の上から2人下から2人、次男が小学校に上がった時は1クラスだったので、学年行事の企画は私を含む4人のお母さんで相談。
ほとんどの学年行事は、ドッヂボール大会などスポーツ大会が多かったんですが、新一年生だし機会があればちゃんと伝えたかった登下校中や放課後に潜む危険について、ちょっとした劇と防犯に関する〇Xのクイズしました。
・スーパーのゲームセンターでの声掛けに注意
・下校中知らない人からの声掛けに注意
・公園などに放置してある未開封の飲み物食べ物に注意(こんな事ある?とおもいましたが、事前に教頭先生からこのような事があると聞いていたので)
・困った時のこども110番活用法
私ともう一人のお母さんが、黄色い通学帽子をかぶりランドセルの肩紐を目一杯伸ばして背負い、一年生役になりました。
教頭先生に車から声掛けする不審者役をしてもらいました。
下校中「お母さんが事故で病院に運ばれたから送っていくから早く車に乗り」と声掛け。
乗ろうとする私に
「乗ったらあかんで!」と友達役のお母さんが引き留める。
公園に放置されてた未開封のジュースを見つけ、飲もうとする私
「飲んだらあかんで」と友達役のお母さんが止める。
そこで、どっちが正しいか〇Xで子供達に答えてもらう形でテーマ毎に進めていきました。
例2の時に、止められたのにジュースを飲んでしまった私が
「お腹痛い〜、苦しい〜」
と言って倒れるなど、なかなかの演技でいかに怖い事なんだと子供達に分かってもらえた様でした。
協力してくれた教頭先生からは

これこそ学年行事にふさわしいし、できれば全学年の子供達の前でやってもらいたいなぁ
と言われました。

一年生だけでもちょっと恥ずかしかったのに、全校生徒の前でなんて困ります
と言って丁重にお断りしました(^^;)
多分、次男はこの小芝居まだ覚えているんじゃないかな?

このことについてはちょっと恥ずかしかったかな笑
うちの母親は、授業参観の時に小ボケを挟んできたりして笑いを取っていたりしてたので、割と有名と言いますか、知られているほうだったんです。

小ボケって・・・(^^;)
そんな友達の母親がランドセル背負って出てきたらそりゃ笑いますよね。
そして迫真の演技ですから。
友達から後日聞くと、演技がうまいとかリアクションがリアルだとか言われました。
母も自分でなかなかの演技と言っていますが、息子の僕からすれば、
もう顔笑っとるやないか
って気持ちでした笑
内容としてはなかなかのもので子供でも分かりやすいように具体例を挙げてくれたのでよかったと思います。
そんな僕からすれば大根役者の母の思い出がありますね。
学校によっていろいろだと思いますが、うちの場合は中学3年生のPTAから選ばれた委員の中から、また選挙で学年委員長が選ばれます。
この学年委員長の大きな役目として、卒業式の時に「謝辞」を読み上げなければならないと言う大役があります。
歴代の学年委員長の顔ぶれは、そりゃもう優秀なお子さんをお持ちの保護者ばかり。
『第3学年委員長に選出されました』のお便りを渡された時、担任の先生に

えぇ~っ?
先生、なんで私なん?
今までの人ってみんな子供さんが優秀な人ばっかりやのに〜。
こんな私が謝辞読んだら空き缶とか投げられるんちゃう?
と言うと、笑いながら

お母さん、大丈夫よ〜、〇〇さんらしい謝辞期待してるよ
と言ってくださいました。
うちの長男、このブログを読んでいただいている方はご存じかと思いますが、優等生には程遠く本当に私で大丈夫なのか?と心配しました。
ネットで調べて例文なども参考にあれこれ考えましたが、どれも堅苦しく読んでてもあまりグッとくる感じがしなかったんです。
私らしく……を改めて考え、長男の3年間のいろんな出来事を思い出し、その都度寄り添ってくれた担任の先生への感謝の気持ちを書きながらなんとか仕上げました。
いろいろ迷惑をかけ、その都度親身になって相談に乗ってくれたりしてもらっていたので、優等生の親御さんには感じる事がなかったであろう感謝の気持ちを目いっぱい込めました。
困った事に練習の為自分の書いた謝辞を読むたび、辛かった事が多かったから余計かもなんですが泣いてしまうんですよ。
ヤバい、本番でも泣いてしまうかも
名前を呼ばれいよいよマイクの前に立ちました。
前半は良かったんですが途中担任の先生をふと見ると
先生、めっちゃ泣いてるやん(@_@;)
そう気づいた途端に私ももうアウト。
なんとか読み上げ終わりましたが、涙がぽろぽろと溢れてしまい聞き取りにくかったんじゃないかと気になっていました。
式が終わり、ゾロゾロと体育館から出て行く途中

お母さん、謝辞すごく良かったよ〜

感動したわぁ〜

泣かんとこうと思ってたのにもらい泣きしてしもたやんか
など、担任の先生やたくさんの保護者の方から声を掛けてもらって
やって良かったと本当に思いました。
思い出しながら書いている今もちょっとウルウル。
年がいけばいく程涙もろくなって困ります。
PTAでの寸劇もそうですし、父の月光仮面もですが、両親共々僕の周りでは知らない人はいない感じでした。
友達のことは知ってても、家に遊びに行かない限り親の顔までは知らないものですよね。
そんなちょっと有名な両親のおかげか、今まで話したことなかった子から、

(次男)くんのお母さんお父さんおもしろい!
と言われることが多く、そこから話すようになった友達もいました。
うちの両親は知らないだろうけど、そんな感じで仲良くなった子もいたのは間違いなく公の場に出てくれていた両親のおかげですね。

それは初耳~、やっぱりやっててよかった(^^)
PTAが大人だけの問題ではなく、やり方次第ではこのように子供に影響してくるということを知ってもらえたら幸いです。
PTAの活動ってあまり良いイメージを持っていない方が多いと思うんですが、私はどれもやってみて良かったと心から思っています。
特にここに書いた3つの経験は、もうずいぶん前の事なのに思い出すと今でもその時の感情が湧いてくるんです。
一年生の学年行事で、一緒にランドセルを背負い一年生役をしてくれたお母さんは、今お向かいさんなのでよく顔を合わせます。
現在PTAは多様化しているようで、なるべく保護者に負担がないように配慮されていたりしているようです。
PTAの定義であるボランティア。
ボランティアというものはやらされるよりやりたくてやるものですよね。
PTAの活動も、強制ではなくもっと自由で個人が選択できるものになればいいなと思います。
機会があればやってみて!
きっとやって良かったと思えるはずです。