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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
母
の後には母親である私の投稿。
次男
の後には息子である僕の投稿です。
母
こんにちは。
以前、食育について書きましたが、今回は次男が高校生の時、持って行っていたお弁当について。
だんだんマンネリになってくるけど、毎日のことだから、食欲が落ちる季節はちょっと工夫してしっかり食べてもらいましょう。
次男が高校へ入学して、とりあえずサッカー部見学に行くって言ってたはずなのに、ある日

ラグビー 部入ったわ
と、聞いた時にはびっくり!

なんでそうなったん?ラグビー なんかした事ないやん
と聞くと、受験の時に知り合った他校の友達が、入学したらクラスも一緒だったそう。
その友達が、ラグビー 部に入る事を決めていたらしく、体験に一緒に行こうと誘われたそうです。
本人はサッカー部も見学に行くつもりだったらしいんですが、体験の次の日から、毎日屈強な肉体の先輩達が誘いに来るらしく、成り行きで入部する事になったと(・・;)
うちの夫は元ラガーマン。
うちにラグビー ボールはあるけど、息子達は夫がラグビー をしてる姿を見た事ないはずなんだけど…。
でも、ラグビー 部に入ったと聞いて、夫は嬉しそうでした。
ラグビー と言えば大きな身体が有利なスポーツ。
次男はどちらかと言えば小柄な方だったんです。
そんなある日、学校から帰ってきた次男が

今日、顧問に明日から弁当に米2合入れて来いって言われてん。体大きくせなあかんからやって

2合……、ご飯だけ2合にするのは簡単やけど、やっぱおかずも増やさなあかん?………やんな(ー ー;)

そらそうやろ、できる?

出来る出来ひんじゃなくて、やるんや!
これは、自分でモチベーション上げるため、私がよく使う言い回しです。
それから、毎日毎日2合のお弁当、作りました。
持っていくのも重たそう。

重いし大きいから置き勉するしかなかったんよなぁ
おかずもだんだんワンパターンに陥ります。
夏の暑い時期は食欲も落ちるので、何かいい方法はないかなと考えていました。
手間とお金をかけずに、飽きる事なく続けられるような事。
ちょっと反則ですが、レトルト使います。
もう、背に腹は変えられない、そこで思いついた方法。
用意するもの
500mlのステンレスボトル(これがジャストサイズ)
好きなレトルト食品
お湯
手順
- ステンレスボトルをあらかじめ熱湯で温めておきます。
- お鍋にお湯を沸かし、レトルトを規定時間温めます。
- レトルトを取り出しタテ半分に折り、ステンレスボトルに入れます。
- レトルトを温めてたお湯をボトルに入れます。
これだけなんです。
次男曰く2合のお弁当を攻略するには、2時間目終わってから3分の1、3時間目終わったらまた3分の1、お昼に最後の3分の1にレトルトをかけて食べたそうです。
冷やご飯だけど、レトルトが結構温いので美味しく食べられるそうです。
レトルトはバラエティに富んでいるので、バリエーションは無限、時にはパスタでもこの手段、活用しました。
そんな努力が実り、身長体重共にグーンと大きくなり、地元の成人式の時には、中学校卒業以来会っていなかった友達や先生に、誰だか分かってもらえない程。
このステンレスボトル活用を応用して、今や一般化してきたスープジャーを使った裏ワザ。
きっかけは

なぁ、〇〇1のしゅうまい、弁当で持って行かれへん?
次男は豚まんで有名なお店〇〇1のしゅうまいが大好きなんです。
豚まんの中身だけが薄い皮に包まれていて、地味にファンが多いんですよ。
そう言われると叶えてあげたくなるのが親心。
すぐにピコッ!これならいけるんじやない?
用意するもの
スープジャー(ちよっと大きめ)
しゅうまい
耐熱ポリ袋(私が愛用していたのはイワタニのアイラップ)
手順
- スープジャーに熱湯を入れて温めておきます。
- しゅうまいをレンジで熱々に温めます。
- スープジャーのお湯をお鍋に戻して再沸騰。
- スープジャーに耐熱ポリ袋(アイラップ)を入れてから、そこにアツアツしゅうまいを入れます。
- 袋はまだ閉じずに、袋の外側からゆっくりお湯を注ぎます。
- お湯でポリ袋がしゅうまいに密着したところ、口をぎゅっと結びます。
- ふたを閉めて終わり。
耐熱ポリ袋のアイラップですが、私は10年ぐらい前から愛用。
普通のポリ袋のような薄さなのに、冷凍、湯せん、電子レンジにも使えるんです。
それなのにリーズナブルなお値段。
アイラップの便利な使い方については、また別記事で書かせていただきますね。
たまに、出掛けた時に購入する機会があると、お弁当用にしゅうまいを買い、これをするとめちゃくちゃ喜んでくれました。
次男
高校ではラグビー部に所属していた僕ですが、とにかく体を大きくすることが第一目標だと監督に言われていました。
毎日2合を3年間。
本当にありがとうございます、母よ。
ただでさえ忙しい朝の時間に、2合のお弁当を作ってくれたこと感謝してます。
たまにあのお弁当が恋しくなるときがあります。
まあ2合は食べたくありませんが…笑
毎日のお弁当はやはりマンネリ化しがちです。
一人暮らしを始めてから、毎日の夕食を自炊するようになり改めて分かりました。
その上毎日2合ともなると難しいのがおかず問題。
毎日同じおかずでは2合食べるのも億劫になります。
しかしここはさすが母親。
レトルトカレーという手を使ってきたかと。
ステンレスボトルに入れることで熱々のカレーを冷え冷えのご飯にダイブ。
ぬるいカレーの完成ですが、超絶猫舌の僕にとっては最高の温度でした。
食べ盛りの高校生からしたら、カレーなんてほぼ飲み物ですからね。
2合はペロリでした。
また、おかずの要望をよく聞いてくれた記憶もあります。
母なりにマンネリ化しないよう工夫してくれたのでしょう。
無理難題でも○○1のシュウマイのように色々な方法で試行錯誤してくれました。
感謝です。
母
お弁当って面倒くさいなぁとか思う方多いですよね。
でも、私お弁当作りは嫌いじゃなかったんです。
高校生最後のお弁当の日には、紙に『おしまい』と書いて入れました。
キャプテンだった次男が、部活最後の試合の後、保護者を前にして言った言葉。
「3年間、毎日の弁当とたくさんの洗濯、ありがとうございました」
この一言に、ほとんどの保護者はグッときたんじゃないでしょうか。
高校生をお持ちの親御さんたち、普段は口に出さなくても絶対感謝してますよ、だから頑張って!