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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育て親育てに関して、親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
子供が保育園、幼稚園、小、中、高校と成長していく上で、担任の先生に対して「ん……?」と思った事、一度ぐらいはありませんか?
当たりとかハズレとか言ったりした事ありませんか?
子育てを振り返るとやはり担任の先生は重要なキーパーソンでした。
合わない先生に当たった時は親も子もとてもしんどい思いをしますが、逆に合う先生に当たった時は子供の様子が一変します。
親にとっての先生の当たりはずれは子供にとっては先生の事が好きか嫌いかです。
子供が先生をどう思ってるのかを判断する基準を次男が書いてます。
うちの息子達がなかなかの暴れん坊だった事を今までの投稿で何度も触れましたが、2人の息子達が落ち着いてきたきっかけが偶然同じ時期だったんです。
それは中学2年3年の担任の先生。
この2人の先生のおかげで息子たちの様子が一変しました。
中学生1年時の担任の先生、長男と次男は同じ担任の先生に当たりました。
思春期で難しい年頃、分からないことばかりで私としても悩みましたよ。
その先生、とにかく小さな事でも、すぐに電話してくるんです。
理想ばかりを語る担任に、そんなに思うようにはいかないんですよ!と。
あまりにも理解してもらえない状況が続き本当に疲れた1年でした。
長男が1年生の時に担任だった先生がまた次男の担任だと分かった時。
もう、スタートから気が重い!
と思っていても、次男にとっては初めて出会う担任の先生。
次男に最初から悪い印象を与えてはいけないと気を引き締めて、長男の時の話は封印してました。
学校から電話がかかってきたのは、入学後そう経っていない頃、久しぶりに聞くあの担任の声、話し方。
うんざりした記憶がすぐ蘇ってきました。
小6の時点で荒れまくっていた次男。
中学生になったからって、おとなしくなるはずありませんよね( ̄▽ ̄;)
なんとかこの1年、我慢しようと心に決めて挑みましたが、2学期が終わる頃には私の我慢も限界。
素朴な疑問を先生に聞いてみました。

先生、長男の時も私と全然意思疎通ができなかったのに、どうしてまたうちの子の担任になったんですか?
先生の答えは驚くことに

そうですか?私は意思疎通できていなかったと思っていないんですが
えっ?
なんで?
本心でそう思ってる?
長男の時、あまりに理解してもらえない状況に疲れ、この先生とはどこまでいっても話は交わらないと諦めた事を、この先生はお母さんは理解してくれたと勘違いしたんだなと。
はぁ、もういいや、とにかく1年生早く終わって〜!
中学1年生の担任の先生とは全く馬が合わず荒れ狂った毎日でした。

荒れ狂いすぎやったな(-_-;)
僕が悪いのもありますが、先生も悪いところがあったのは間違いありません。
もちろんその先生のことが嫌いでしたし、会いたいという気持ちは全くありません。

私も会いたない‼
1年の時と同じ担任の先生に当たりませんようにと神頼み!
始業式、帰宅した次男に

担任の先生誰やったん?

〇〇先生、新しく来たおじさんの先生
他の学校から来た定年間近の先生でした。
だいたいこれぐらいの年齢になると、校長先生や教頭先生になってるはずなんだけど……。
不安と期待が入り混じっていました。
後に分かった事ですが、その先生は定年まで子供達と一緒がいいと、出世?しなかったそうです。
初対面は新学期すぐの家庭訪問。

1年生の先生から色々聞かれてますよね、ご迷惑かけると思いますがよろしくお願いします
と言うと、笑いながら

聞いてますよ、ハッハッハッ。でも僕は自分の目で子供達を見ますから
私よりも年上っぽい担任は初めてだったので、なんというか、年の功?安心感?期待しました。
2年生になると、あれだけジャンジャンかかってきていた電話がピタリと止まりました。
あれ?
どうした?
次男の様子、なんとなく落ち着いてきてるのかな?
と期待して、夏休みになってすぐの3者面談。
いきなり先生がぐちゃぐちゃと紙を丸めた大きな物を出して

はい、お母さんプレゼントです、キャベツらしいですわ
先生と次男は目を合わせて何故かニヤニヤ。
それは、今まで持って帰らなかった何十枚もの宿題プリント、テスト、保護者宛のお便りを丸めた物でした。
もぉ、怒る気にもならず笑うしかなかったんです。
これこそ重要ポイント。
先生が頭ごなしに怒らなかった事、ダメな事なのは次男も十分わかってるからこそ、このキャベツを笑いながら渡してくれた事に感謝しかなかったんです。
この先生なら大丈夫、確信しました。
ここは何としても3年生も受け持って欲しいと思いました。
この年は私、PTA役員をしていたんです。
PTA役員ってやりたがらない人が多いんですが、やってみると先生と話す機会も増えるのでメリットたくさんありますよ。
このメリットを最大限に活かし、PTAの用事で学校へ行ったついでに、来年度も受け持って欲しいとお願いしました。
実は長男の時も中2の担任に偶然銀行で出会った時、3年生も担任してくださいとお願いしたんです。
その時の先生は

こればっかりは私が決められないのよ……
と言っていたんですが、結果的には3年生も受け持ってもらえたんです。
なので2匹目のどじょうを狙って次男の担任にもお願いすると、意外にも長男の時とは違う答えが返ってきました。

やっと普通の中学生に近づいてきてますよ、だから僕もあと1年見たいと思ってます。
一応希望出しときますわ。
ん?
希望?
そんなんできるん?
じゃあ長男の時も先生は希望してくれてたの?
半信半疑で3年生に。
帰宅した次男に恐る恐る担任が誰だったのかと聞きました。

〇〇ちゃん‼
同じ担任!もう、この頃には生徒からちゃん付けで呼ばれていた担任の先生、慕われている証拠ですよね。
希望、通ったんやヽ(´▽`)/
先生~ありがとう!と心で手を合わせました。
中学2年、3年の2年間、先生が受け持っていただいたおかげで軌道修正出来たんです。
高校を卒業後、就職してからその先生の自宅にまで遊びに行ってました。
先生はもう定年退職されていて、社会人になった次男にいろんな話をしてくれたそうです。
今まで受け持ってもらった担任の先生の中でも、相性の良い先生と良くない先生がいましたが、相性の良かった先生に共通点がありました。
それは、男性女性関係なく、先生自身同じ年頃のお子さんがいらっしゃる点でした。
単に相性の問題なんでしょうか?
自分が親になって初めてわかった事がたくさんありますよね。
先生になる為、児童心理学なども勉強し、難しい試験にも合格して先生となります。
でも、教科書通りにはいかない事、実際とはかけ離れている事がたくさん。
子供って一人一人違うし、そんなに単純じゃない。
そのギャップに順応しきれず、辞めてしまわれる先生も結構いらっしゃると聞きます。
思春期の中学生の担任は小学校や高校よりも重要です。
担任の先生の役割が子供の成長に大きく関わっている事、わかっていただけましたか?
これはうちの息子達だけなんでしょうか?
実際、中1の時にソリの合わなかった先生を、良い先生だと言ってる生徒や保護者もいたんです。
聞き分けが良く、勉強もできる生徒と、うちの息子達とでは違って当然ですよね。
でも、担任の先生によってどんどん変わっていく息子達を見てきた私にすれば、担任の先生とは、単に相性がいい、ソリが合わない、などでは片付けられない重要な事。
相性の問題というよりかは、子供にとってただ単純に先生のことが好きか嫌いかということなんじゃないかな?
母が相性の話をしてくれましたが・・・
そうなんです、子供にとっては好きな嫌いかが大切なんです。
先生の好き嫌いによって学校生活はガラッと変わります。
また、子供が先生を好きであれば親もその目線になりますし、その逆もしかり。
親として我が子の好き嫌いを把握しておくことが大切。
そこで気になるのは、
我が子が先生のことをどう思っているか?
好きなのか?嫌いなのか?
その好き嫌いを見分ける方法を僕なりにまとめてみました。

・今日〇〇先生がなー
・〇〇先生がこんな話しててー
・〇〇先生めっちゃ怒ってたーわけわからへんわ!
こんな会話を家でするようであれば、その先生のこと好きだと思います。
家に帰って話したい事っていっぱいあります。
友達の話だとか、勉強の話だとか。
その中で先生を話題にあげるということは、印象が深かった証拠。
人間たるもの、どうでもいいことってすぐに忘れますから。
どうでもいいということは記憶に残ってない証拠なので無感情ですよね。
3つ目の、
・〇〇先生めっちゃ怒ってたーわけわからへんわ!
ですが、一見嫌ってそうに見えますがそうではないパターンがあります。
つまり先生に対して、
喜怒哀楽を感じてしっかり表現できている
こと、これが重要だと思います。
- 好きだからこそ褒められると嬉しい
- 怒られると腹が立つし哀しい
- だけど、そんなやりとりが楽しい
と僕は考えます。
ちゃんと〇〇先生と言いなさい!なんて注意する親御さんもたくさんいると思います。
だけどこの件に関しては少し違うかも。
先生をちゃん付けで呼んだり、あだ名で呼んだり。
本来の礼儀としては逸れているかもですが、それってすごく距離が近い証拠です。
距離が近いとなんでも話せたり、怒られてもなんだか親身になってくれているような気がして不快な思いをしなかっり。
幼い心を持った子供だからこそのこの距離感ってすごく大切ですよ。
これは間違いなく先生を好いてる証拠。
参観日、学校行事などの中で最も先生と近い距離で話せるのがこの三者面談。
我が子の授業態度は?成績は?ちゃんとしてる?
そんなことばかり気にしてませんか?
是非とも我が子と先生のやり取りに注目してみてください。
もし先生の話で我が子が笑っていたり、先生がナチュラルに我が子を小馬鹿にしていたら◎
もう先生と子供の間で信頼関係が出来上がっている証拠ですね。
そんな先生のこと嫌いなわけありません。
次男の記事を見て感じたのは、親が思ってるような複雑な気持ちとは裏腹に子供にとっては単純に先生の事が好きか嫌いかってことなんですね。
実際、卒業後ずいぶん経ちますが、好きだった先生の事をたまに「先生元気かな?」なんて言ってます。
嫌いだった先生の事は今でも呼び捨てですしね(^^;)
特に難しい年齢の中学生にとっては、大袈裟かもしれませんが一生にかかわる事なんだと思ってます。
皆さんも年度末に、来年も同じ担任の先生に受け持って欲しい!子供がこの先生の事好きみたい!と思う事があれば、ダメ元でもいいから先生にお願いしちゃいましょう。
言うのはタダ!言ってみる価値ありです!