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このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
母
の後には母親である私の投稿。
次男
の後には息子である僕の投稿です。
次男
こんにちは。
今回はSNSの闇について。
この子育て親育てブログもツイッターアカウントがありますが、そのフォロワーのほとんどがパパママアカウントです。
子育てのヒントを得るために登録したはずのSNSが知らぬ間に自分の首を絞めていないか?ということについてです。
SNSをしている親の割合は、907人を対象に調査したところなんと91%が利用しているという結果になったそうです。
また1日にSNSを利用する回数は75%の人が1日に複数回使用すると回答がありました。
インターネットが普及しているこのご時世にこれほどの割合で利用している親がいるのは当たり前のことかもしれませんね。
SNSを利用する理由として最も多かったのは、
人に相談しづらいことをSNSで情報収集や相談などをしているそうです。
子育てに関して人に相談しづらいことって、オカンなんかあった??

私はなかったな。
でも、人によっては弱みを見せたくないとか自分の子供が劣っているように思いたくないとか、言い方ちょっと直接的やけど「見え張りたい」「ええカッコしたい」「カッコ悪い」って感じて身近な友人に話せないんかな?
全くの他人(自治体の相談員)や顔が見えないSNSとかの方がそういうのがなくて話しやすいこともあるかもね。

なるほどなぁ
たしかに相談しにくいことってあるかも・・・

情報収集や相談事などで利用していると回答が多かったパパママの人たちがSNSで得られることについては、
- 手軽に多くの情報がいち早く知れる
- 身近に似たような境遇の方がいて孤独な気持ちが和らぐ
- 雑誌やネットとは違い『生』の声をリアルタイムで聞ける
などがありました。
たしかに子育てブログなどでは最新の情報には少し疎くてタイムロスがあります。
そこでSNSではリアルタイムなことを知れるので、その点においてはSNSは有効かもしれません。
しかし大事なのはいいことだけではないということ。
次の見出しでその本質について知っておきましょう。
上記に記載した通り、SNSは子育てにおいて最速で情報収集ができる便利なツールと理解している人が多いのは分かりました。
しかし何事もリスクというのは伴うものです。
ここではSNSにおいてのリスクについて以下3点を上げさせてもらいました。
- 他人と比べてしまう
- 子育てがいつしか自分のためになってしまっている件
- 謝った情報に右往左往してします
順番に解説していきます。
SNSでは全国各地、住所関係なくさまざまな人が投稿をしています。
しかしその多くの投稿が言ってしまえば『自慢』なんです。
それを見て、うちの子がこうなってくれたらなぁなんてのは良くないです。
そもそも子育てで他人と比べることがどれだけ意味のないことなのかをみなさん知っているはずです。
しかし、SNSを見ることで嫉妬や嫌悪感を抱いてしまうのも事実です。
投稿者は子育てのヒントとして投稿しているつもりでも、受け取る側がヒントとしてではなくただの自慢だと認識してしまう例も多くあると思います。
子育てをしていると自分のお子さんの成長日記としてSNSに日々投稿する人も多いと思います。
しかしこのSNS社会では自己掲示欲や承認欲求というものが顕著に肥大化しており、今までは自慢できる機会がなかったとしても、今は簡単にできてしまいます。
自慢することが悪いことではないのですが、そうしているうちにいつしか自分の評価のために子育てをしている気持ちに無意識になっていないですか?ということを言いたいんです。
そもそも子育てとは、子供がより良い大人になるための奉仕活動みたいなもので、あくまで子供のためです。
その大前提をはき違えてしまうと逆に子供自身に悪影響があることもあります。
さまざまな情報が飛び交っているSNSでは、正しい情報もあるのですがもちろん間違った情報もあります。
ネットニュースのタイトルが良い例です。
あのタイトルは人に誤解を与えて興味を引き付けようとするメディア手法の一つです。
SNSも同じで、短い文章でどれだけの人を惹きつけられるかを考えている人はたくさんいます。
そして閲覧者のほとんどはそのタイトルや冒頭部分だけをみて知った気になり、誤った情報を信じ込んでしまうのが現状です。
僕は気になると詳細を知りたくなり調べるタイプのでいわゆるタイトル詐欺などに引っかかることはそんなにありません。
でも大勢はそうではなく、見た目で判断してしまうんです。
そうして誤った情報を鵜呑みにし、間違っていることに気づいた人は口をそろえて、詐欺だなんだと相手を否定するんです。
しっかり確認すればわかることなんですが・・・。
母
SNSのない時代に子育てしていた私がSNSあればなぁ~と思う所はズバリ
夜泣きで赤ちゃんが寝てくれないとき
真夜中に理由もわからずなく赤ちゃんを前に
何で泣いてるの?
なんで寝てくれないの?
どこか悪いの?
お父さんが起きちゃうやん
と、自分も眠たいのに抱っこして狭い部屋の中をウロウロしてる時、カーテンを開けて窓の外に見える家の明かりを見つけると
あっ、真夜中でも起きてる人いてる
あっ、新聞屋さん配達に来た
起きてるのって自分だけじゃないわ
と、それだけでもちょっとホッとしたりしたんです。
だから、もしSNSがあれば真夜中に
「夜泣きで全然寝てくれないよ~」
とちょっと呟いてみて同じように
「うちもです!」
なんて返ってきたらどこの誰だか知らなくても心強かったんじゃないかな。

そういう使い方の発想は無かった!
時代やな
それに、離乳食のヒントなんかもSNSを利用できたかなとも思います。
プラスになる事だけを自分に取り込むようにして利用すればSNSは子育ての味方なんだけどな。
次男
以上のようにSNSは良いこともあるし悪いこともあるよという説明でした。
SNSはこれからもっと加速していき、便利な時代になっていきます。
しかし便利な時代とは言えど、それだけ便利になると逆手にとって悪事を働く人も増えていきます。
そこで大事なのは、
調べる力
です。
さまざまな情報をインプットすることは良いことですが、そのインプットがやんわりとしているようであれば黄色信号。
その情報が合っているのか答え合わせを自分でしないといけません。
また自分がアウトプットする際もこの調べる力が重要で、自分にそんな気はしなくても誤解を与えてしまう可能性もあります。
自分で調べたうえで自信をもってアウトプットすることは、人のためにもなりますし自分のためにもなります。
なので気を付けることはたったひとつだけ。
調べる力、自分で精査する力
を持っていることで情報に惑わされないし、人に誤解を与えることもありません。
子育てにおいてSNSを利用する人は増加傾向にあります。
情報収集がいち早くできることや、リアルタイムで生の声が聴けるなど、子育てとSNSの親和性が高いのは納得。
しかし利用する際には気を付けなければいけないことがありますという記事でした。
最後までこの記事を読んでくださった方の中に、
言わなくても分かっているよ・・・
と思った方は、たぶん分かっていてもその認識ではまだまだ危ないかもしれません。
調べる力というのは時間と手間がつきものです。
その部分を怠ることがどれだけのリスクを抱えているかを再認識してもらえたら幸いです。
便利にはリスクはつきもの。
そういうスタンスでこれからの子育てを楽しんで、充実していただけたら良いなと思っております。