【手術の傷痕は勲章!】体の傷を心の傷にしない方法

このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回はお子さんが手術をしたことのあるお母さんお父さんへ。

あまりいらっしゃらないかもですが、とても大切な事。

小さな時に手術などをしたお子さんの体に残ってる傷痕についてです。

以前の投稿で少し触れたこともありますが、長男の体には2か所大きな手術後の傷痕があります。

幽門狭窄症

生後20日ぐらいから飲んだ母乳を吐き始めました。

その量は、飲んだ母乳をほとんど吐いているぐらい。

もちろん、吐いてしまうのでおなかがいっぱいにならず、夜中もずっと泣いていました。

初めての子供だとよくわからなくて、すぐ病院に連れて行くのも大袈裟なのかと迷っていました。

初めはよくある事と思いながらも、飲ませたら吐く、飲ませたら吐く、最後にはおしっこもほとんど出なくなっていて、

これは普通じゃない………

と思い病院へ。

そこで初めて聞かされた病名「幽門狭窄症」

原因は不明で何故か第一子の男の子に多いんだそう。

胃の出口にある幽門がキュッと閉じてしまう病気。後に調べると赤ちゃんがかかる病気として、どんな本にも書いてるほどメジャーな病気でした。

幸い脱水症状の一歩手前だった事で、翌日には手術できました。

お医者さん
お医者さん

お母さん、よく早く連れて来てくれましたね。

ほとんどの場合、脱水が進んでから来られるので、すぐ手術ができない場合が多いんです。

簡単な手術ですから、安心して。

体前部の右側の真ん中辺りに横に3cm程のキズ。

生後1ヶ月の小さな体には大きな傷痕です。

その入院時に心臓に穴が開いてることも聞かされました。

こちらは、6ヶ月になってから検査しましょうという事でした。

高位心室中核欠損

6ヶ月になった時に心臓の検査を受けた結果は、「高位心室中核欠損」

普通なら、手術をしなくてもいいらしいのですが、長男の場合は穴の場所が悪い為3才頃には手術をしなければならないとのことでした。

生活に制限がなかったので、その点は良かったんです。

結局3才の終わり頃に手術しました。

今度は上半身の真ん中、鎖骨辺りからおへそまで縦に長い傷痕。

ピカチュウのシール

今回の手術、前回と違ってほぼ4才の長男にはちゃんとした説明が必要でした。

大きな傷痕が残ることも分かっていたので

私

心臓に穴が開いてるから、先生がここを切ってピカチュウのシール貼ってくれるよ。

切っあとが残るけど、それはよく頑張ったしるしやで。

と話しました。

おまけの話

手術後に担当の先生から手術の説明があると言うので夫婦でICUに入りました。

体じゅうにたくさん管が刺さっていて、余分な出血がタンクに溜まっていたりと、麻酔で眠ってる長男を見てうるうるしていると、隣で夫が真っ青な顔。

夫

ごめん、ちょっと出るわ

とにかく、夫は血が苦手なんです夫(*_*)

バイクで事故した時も、骨折などはしていなかったのに自分の膝から出てる血を見てから、ふーっとなってそれ以降の事覚えてないぐらい。

さすがに長男の姿は衝撃的だったんでしょう。

説明を終えてICUを出ると、夫は待合室の長椅子に横たわっていました。

どっちが病人やねん!

次男
次男

ほんまにどっちが病人やねん笑

保育園のプール

手術の後、保育園のプールで水着になった時に

大きな傷を見たお友達から何か言われたりしたらどうしよう

と心配しました。

初めてのプールの日、お迎えに行くと担任の先生がお友達とのやり取りを教えてくれました。

お友達
お友達

これ、どうしたん?

と聞いたそうです。すると長男は

長男
長男

ここ切ってな、ピカチュウのシール貼ってん

がんばったしるしやねんて

お友達
お友達

ピカチュウのシール、ええなぁ

先生
先生

プールの時、お友達が〇〇くんの傷を見てこんな会話をしていました、子供達の間では特に気にする事でもなかったようでよかったです

と。

私もホッとしました。

幼稚園に上がると、長男の傷を知らない新しいお友達に出会います。

小学校に上がる頃には、傷の事を聞いてくる新しいお友達に、保育園から一緒の子が「ピカチュウのシールはってるねんな」とありがたいことに説明してくれるようになっていました。

子供ってすごいですね。

次男

兄の傷について

生まれてからその傷があることが当たり前だったので全く気にすることはなかったです。

母

なんでお兄ちゃんの体にこんなんがあるん?って聞いてきたことなかったね。

兄自身も気にしていなかった様子なので、特に兄から傷跡の事を聞くこともありませんでした。

ただ兄の病名や手術の話を詳しく知らなかったので、この記事を見て大変さを知りました。

子供の頃は兄の手術後検診のための通院にいつもついて行っていたので、なにかしらあるんだろうなぁー、待ち時間長いなぁーぐらいしか思ってなかったと思います。

母

実家も遠く、近所に預けるところもなかったから仕方なく次男を連れて行ってたけど、とにかく待ち時間が長くて退屈してたよね。

傷も成長?

体が大きくなると、傷は小さくなるのかと思ってたんです。

私、アホでした(*_*)

傷痕は体と共に成長?というか、体の大きさに対する傷の大きさの比率は変わらないんです。

確かにそうですよね。

若干色は薄くなってますが( ̄▽ ̄;)

さいごに

もし、このブログを読んでいただいている方の中に、お子さんが手術の傷痕をお持ちの方がおられるなら、心配無用です。

親が思うより、子供達は素直で無邪気です。

それに、今は医学の進歩によって内視鏡で手術できたり、傷を最小限にするようになっています。

女の子の場合なんかは、特にその辺は配慮していただけます。

さすがに長男、今は人に傷痕の事を聞かれた時にピカチュウのシールとは言ってないはず(´∀`)

幼かった長男が初めて親元を離れて入院、当時は母親でさえ1日4時間の面会しか許されていませんでした。

術後の痛み、水分制限など、我慢しなければならない事が多かった入院生活。

だから、傷痕ではなく勲章なんです。

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