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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今回は「子供が全然言うこと聞かないんですけど…」と、誰もが抱えた事のある悩み。
私の勝手な解釈だけど、少し気持ちが軽くなるかもの話です。
そのお母さんとは当時同じ職場。
小学2年生の女の子と4才の保育園男児、2児の母でした。
『とにかく下の男の子が全然言う事を聞かないんです』
お昼休み、お弁当を食べながらそんな話をしていました。
あるある、っていうかその年齢って基本親の言う事聞かなくて当然じゃないの?
私の主観で申し訳ないのですが、どの年齢でも女の子の方がしっかりしてると思うんです。
うちみたいに2人共男の子だと比べる女の子がいなかったのでわからないんですが、第1子が女の子、第2子が男の子の場合って、特に男の子の不甲斐なさが目に付くんじゃないでしょうか?
一姫二太郎のお母さんからは同じような事、聞きますよ。
お姉ちゃんの時はこんなに大変じゃなかったのに…
お姉ちゃんは一回言えばすぐわかってくれたのに…
と、かなりのお疲れモード。
どうすれば言う事聞いてくれる様になる?って聞かれても、具体的な答えは出てきません。
私だってわからなかったんだから( ̄▽ ̄;)
それに、子供のタイプによって違いますしね。
一緒に仕事をしていたので、彼女の仕事ぶりから、まじめで情に厚く頑張り屋さんだとわかっていました。
子供達に会った事はないけれど、よく聞く家族の話などから、愛ある家族で子供達を大切にしている事もわかります。

子供がわがまま言えるのは、お母さんの愛が揺るぎないものだと安心してるからよ、「どんな僕でもママは僕を嫌いにならない」と確信してるから、わがまま言えるんよ。
運動会とかなんかで、頑張ってる自分の姿を親に猛アピールしてる子、結構いると思わない?
ママの愛に確信が持てない子供は、ママに褒めてもらいたい思いが強くて、勉強や運動など一生懸命頑張るんだと思うよ。
あくまでも私の経験から感じた事だけど、お疲れモードの彼女の気持ち、少しだけど軽くなったようでした。
このやりとりをしていた部屋に、関東有名私立大学出身、社員の男の子が居たんです。
会話に入ってたわけではないのですが、そんな話をしていたら
『その通りだと思います、僕がそうでしたから』と。
おっ、どうした?突然会話に入ってきました。
でも、そう言ってくれたついでにちょっと質問をしちゃいました(おばちゃんの悪いとこ出てる(-。-;)

じゃあ、自分が行きたいと思ったんじゃなく、お母さんに褒めてもらいたかったから、一緒懸命勉強して〇〇大学に入ったの?
『そうですね、100%そうじゃなかったけど、8割ぐらいはそうです。まぁ卒業はしたけど、その後は体調崩しました』
その話を聞くまでは、〇〇大学出身と聞いて、人生順調に何不自由なく生きてきたんだろうなって勝手に思ってたんです。
ほんと、ごめんなさい、こんな普通のおばちゃんに話しても仕方ないのに、勇気ある告白、ありがとう。
彼の告白で、私の言葉がより彼女の心に響いたんじゃないかな?
初めに質問です。
あなたは我が子に対して気を遣わせてませんか?
えらく褒めて欲しそうなアピールをしたり、怒ってもないのにビクビクしたような、顔色を伺うような素振りはありませんか?
もし思い当たる節があるのであれば、早急に原因を考えてください。
その原因の例として
・子供の前でよく夫婦喧嘩をする
・話を聞かず頭ごなしに怒る
・子供の話を聞き流ししている
ひとつづつ掘り下げていきましょう。
幸いうちの家庭では夫婦喧嘩は全く無く、平和そのものでした。
なので親しい友人から聞いたことを参考にさせてもらってます。
夫婦喧嘩を目撃していた友人曰く、
・内容までよく覚えているもの
・家が嫌いになり、帰りたくなくなる
・どうしても耳に入るので他のことに集中できない
などなど。
そんな環境の中である程度成長していくと、不穏な空気を察したとき、気を遣ってわざと他の話題を作ったり、時には全く関わらないようにしたりしていたそうです。

私が話している間はなにも起きないから
そう話している友人を見て、すごく悲しい気持ちになりました。
まず第一に我が子が悪い!と思ってしまうが故に親が取る行動の一つだと思います。
なぜ1番に我が子を疑うのでしょうか。
そんな環境により、子供が自発的に発言することを怖がってしまいます。
・発言することで怒られるから言わない
・どうせ話しても分かってくれないから
子供がそうなってしまうのは簡単ですが、それを元に戻すことってなかなか難しいですよね。
信頼関係と同じです。
信頼関係は壊すのは簡単だけど修復にはすごく時間がかかるしできないこともある。
よく母に言われた言葉で今でもよく思い出します。

ちゃんと覚えててくれてたのね、ありがとう!
子供にとって、これが1番辛いことかもしれないと僕は思います。
夫婦喧嘩にしても、頭ごなしに怒られることも、どちらも無視してしまえば正直解決してしまえそうです。
しかし、自発的に子供から勇気と愛を持って伝えようとしていることを無下に扱われるのは、なんだか残酷ですごく辛いです。
これが続くと子供は話すことが怖くなり、コミュニケーション不足に陥ります。
だって話をしても聞いているふりをしてるのが分かってしまいますから。
何を話しても無駄、家にいても楽しくない、家庭内の事情は誰にも話せない。
これらの悪循環ですね。
少し母の記事内容とは逸れてしまいましたが、母の職場にいた社員の方の話から、小さな心で大人の顔色を伺いながら右往左往している子の原因と心情を僕なりに文字に起こしてみました。
これを読んで、うちは大丈夫。と思う方も今一度思い返してみてくださいね。
愛情って、子供にとっての最高の力になり、取り違えれば最悪な毒にもなりうるもの。
私達大人もそうですが、子供だって家と学校では違いますよね。
小さな心で、大人の顔色を伺いながら右往左往してる子を見ると、切なくなります。
そんな子供の頃の小さな不安が、大人になった時にはあらゆる形で出てくるんじないでしょうか?
彼の場合は体調不良、何となく満たされない感じを抱えたまま大人になっちゃった人、結構いると思います。
日々感じる感謝の気持ちや大切に思う気持ち、心で思ってるだけでは伝わらないんです。
スキンシップを平気でできるお母さん、いますよね。
私自身、その辺はかなり苦手。
それでも子供に対して、ありがとう、ごめんなさいぐらいは口に出して言います。
その短い言葉だけでも、愛、伝わるはずですよ。
言うことを聞かないのは、ゆるぎない愛を確信しているからです、愛、伝わってますよ。