【勝ち組、負け組】その言葉に囚われない人が勝ち組!

勝ち組負け組

このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

こんにちは。

今回はもう定着しつつある『勝ち組』と『負け組』についての話。

いつから?

気になって調べてみるとその歴史は結構前だったようです。

太平洋戦争終結後に在ブラジル日系人の間で、日本敗戦という事実を認める「負け組」とそれを拒否して日本が勝利したはずだと信じる「勝ち組」の争いが起きたというのが始まりのよう。

でも、この時の「勝ち組」「負け組」と今では違う意味ですよね。

誰が言い出したの?

こちらも調べてみると、1990年代後半に落合信彦氏が著書の記述やタイトルに使い始めたことが発端のようです。

派遣労働が自由になった頃に、正社員と派遣社員の経済格差が広まりちょうど「勝ち組」「負け組」という使い勝手の良い言葉があってこの言葉が広まったのではないかと考えられているそう。

確かに、以前バイトに行ってた物流倉庫でこんなことが。

パートさん同士でも直接雇用されてるパートさんは派遣の人をちょっと見下してるような感じで、名前を呼ばず「派遣さん」って呼んでたなぁ。

私は直接雇用だったけど、派遣の人とよく話してたし、名前で呼んでました。

でも、それをなんとなくよく思っていないんだろうなという空気がバカらしくて、結局4ヶ月で辞めました(^^;)

子育てに影響

幼い頃から難関幼稚園、難関小学校、難関中学校などのお受験を突破しエリートコースを歩む子を育てる親は「勝ち組」であり、受験に失敗したり勉強が苦手な子を持つ親は「負け組」と親が感じていたりするようですね。

勝ち組を目的にする親は、我が子が「誰からもうらやましがられる学歴や経歴を手に入れる」「大企業に就職し安定した生活基盤を持つ」「そうした立場にふさわしい相手と結婚する」そんな子供に育てる為にお金も時間も手間もかけます。

でも、それは子供自身が望む事なんでしょうか?

子供が優秀だと親も優秀だと思われるのでしょうか?

結局優秀な親だと思われたいが為の「勝ち組」?

次男

子供に無意識に教育している勝ち組のテンプレ

現状の日本においての勝ち組とは、大手企業に就職し、マイホームを持ち、多少贅沢な暮らしをしていることを言います。

もちろん僕もそういうことが勝ち組と世間では言われていることは知っています。

それが勝ち組とは思っていませんが。

このような考え方は親が教えているわけでも、学校で習うわけでもなく、

常識として無意識に定着させられているんです。

それが日本の現状で昔から言われていることですよね。

そのため、自分の子供にはいい大学へ行かせて大手企業に就職してもらうことで親としては鼻高々というわけです。

それが『良い親』と言われています。

そんな親は子供のためと思って言っているんだと思いますが、はたして本当にそれだけでしょうか。

母の言うように、子供の経歴が親としての評価だと思っている人が多いように思います。

なんだか悲しい現実です。

バイト先の上司の言葉

次男が小学生の時から私がバイトをしていた勤務先の上司が

バイト先上司
バイト先上司

息子さん、もう就職?

早いね~、で、どこに就職したの?

私

〇〇です。

バイト先上司
バイト先上司

すごいね!自慢やね。

私

いやいや、次男がここに就職できるよう私が一生懸命何かしたりした訳じゃないから、

自慢できることはないです(^^;)

「自慢やね」の一言に、なんで??私が努力して決まった就職先じゃないのに??

と疑問に思いましたが、子供が優秀であれば親も優秀と思われる法則なんだなと。

世間一般にはそういう考えの人が多くいるんだと実感した出来事でした。

気にする人気にしない人

次男が高卒で就職が決まった時。

中学の時に同じクラブだった友達が、次男が内定先企業の名前を言った時に

次男友人
次男友人

勝ち組やな

と言ったそうです。

その友達のお母さんは確かに学歴重視の考えだった人で、勉強に対してとても熱心でした。

親の気持ちを察し、「勝ち組」を意識しているからこそ18歳の口からそんな言葉が出てきたんだなと。

どうしてそんなにこだわるのか知りたくて、私は一度お母さんに聞いたことがあります。

私

どうして大学進学にこだわるの?

するとそのお母さんは

友人母親
友人母親

自分が行けなくて後悔してるから

と。

私自身も大学には行ってないけど、全然後悔していないし、むしろ大学4年間にかかる費用と時間に対して、私が経験したことや人との出会いは自分が成長出来た貴重な4年間でした。

進学するかしないかは子供が決める事。

親が大学には行くのが当たり前というスタンスでは、行く意味や行く価値を見出すことは難しく、目標もなくただただ勉強させられているだけになってしまうんじゃないのかと思います。

大学へ行くことの一番のメリットは大卒という資格が得られること。

この日本で会社というところに就職をする働き方を望む人には、どんな資格よりも有効で使い勝手がいい資格です。

その資格は多くの親が望む「勝ち組」になるための必須資格であることは間違いないです。

その友達は親の希望通り大学に進学したと聞きましたが、その後どこへ就職したかなどは知りません。

親が「勝ち組」を気にしていると子供も気にするし、親が「勝ち組」を、気にしなかったら子供も気にしないんじゃないでしょうか?

次男
次男

まさにその通りやと思う・・・

次男

大手企業に最も楽に、高確率で就職する方法

大手企業に就職したい!と親も子供も思っているあなたに最も高確率で大手企業に就職する方法を伝授したいと思います。

ズバリ、

県内で有名な工業高校に進学し、運動部の部活動をやり遂げ、成績は学年上位20%をキープ

これが最も大手企業に就職できる可能性が高いです。

理由

・県内で有名な工業高校は求人がすごく豊富

・学力が高い順から求人を選べるので上位の人は選び放題

・現場作業の多い職場が多いため、運動部が優遇される

・全国から受験者が集まるが、倍率としては高くて2倍程度

・1次試験に落ちても2次試験があり、2次求人も大手企業が多い

高卒かよ!って思う方が多いと思いますが、大卒で大手企業に就職できる人なんてほんの一握り。

母

でも、高卒新人はどこの企業も研修制度が手厚く、大事に育ててもらえるよ。

またいい大学に行ったからと言って大手企業の就職試験の倍率はすごく高い。

もちろん給料面で考えると圧倒的大卒の方が高いです。

しかし高卒でもそれなりの給料ですし、実際30歳以下でマイホームを持っている人なんていっぱいいます。

母

実際就職活動をしている大学生の話を聞くと、就活と言うよりも社活感が強めに感じます。

職種である営業職や事務職、技術職で選ばずに、企業の大きさでまず選んでから一部上場企業であれば「職種はなんでもいいや、何とかなるわ」といった感じで選んでる大学生多め。

若いうちは現場作業が多いですが、年齢が上がれば大手特有の年功序列制度に基づき、事務仕事や管理職へのシフトチェンジも可能。

大学へは行っておきなさい!としつこく子供に言っている親のみなさん。

工業高校、どうでしょうか。

以上が僕の思う実体験を踏まえたうえでの考えです。

さいごに

そもそも何に対して「勝ち組」なのか?

人それぞれのラインって違いますよね?

上を見ればキリがないじゃないですか。

そう思いながらいろいろ検索して読んでいると、どう書けばいいのかと思っていた私のモヤっとした考えを上手に書いている人が!

それはカズレーザーさん。(以下引用です)

勝ち組とか負け組とか、気にしてない人が本当の勝ち組でしょうね。

だって、どうでもいい言葉ですもんね。

この2つの単語を知ろうが知らまいが、自分の人生になんら影響ないんで。そんなことを知る必要もないような生活をしている人が、本当に意味での勝ち組なんでしょうね。

カズレーザー/メイプル超合金

見事です、その通り!

「勝ち組」「負け組」という言葉に囚われず、子供を個人として考えてあげる子育てを。

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