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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今回はよく耳にする『頑張らない子育て』について。
先日、以前から家庭内がゴタゴタしている友人から、

もう、ほんま無理なんです。子供が修学旅行行きたくないって言い出すし、義母は先月仕事を辞めて一日中韓国ドラマ見てるし。
どのタイミングで離婚を切り出すかを考えていたのに、小学6年生の娘ちゃんに
「パパとママに、仲良くして欲しいねん」
と泣かれたそう。
仕事中でも頭から離れなかったんでしょうね。
昼休みに電話してきました、とても辛そうでした。

頑張らなくていいよ
と言ったら

その頑張らないっていうのがよくわからないんです.…
と今にも泣きそうな声だったので、我慢しないで泣いたらいいよという気持ちから出た言葉だったんですが……。
よく耳にする「頑張らないで」
SNSでも、一生懸命家事育児を頑張っているママやパパの悲痛な叫びに「がんばらなくて良いですよ」とのコメントを目にします。
でも、具体的にどうする事が頑張らない事なのかがピンとこないママやパパは多いのではないでしょうか?
「頑張らない」って、個人個人で頑張っている内容が違うように、「頑張らない」事も人によって違うんです。
- 普通
- 他人と比べる
- 人の目を気にする
- 子供最優先
まず、普通って何が普通なん?と思い始めてから、普通の意味が分からなくなってしまったっていうのが本音なんですけどね( ̄▽ ̄;)
人によって普通の概念は違います。
思い当たるものではっきりとわかる普通って、学校の6.3.3で12年の教育ぐらいかな?
長男の高校留年が確定した時に
普通は3年で卒業するけど、留年したら3年では卒業できないんだ、ってことは普通じゃないってこと?
この時に、私は普通をあきらめたと以前の投稿で書いていますが、普通って言わば多数派、それが普通ってことになってしまうんですよね。
普通に合わせるために頑張らない。
「隣の芝生は青く見える」の言葉があるように、よその子供がとても良い子に見えます。
うちもあんな子だったらこんなに苦労しないのにとか思った事ありませんか?
生まれてから成長、発達に対して早い事を自慢する人いますよね。
あれ、ホント意味わからない。
早ければええっちゅうもんやない!
特に赤ちゃんから幼児期までの発達は個人差があります。
そう分かっていても、焦って頑張っちゃうママパパが結構います。
それは、間違い。
焦る必要なんて全くないんです。
うちの次男は言葉が遅くて少し心配しましたが、3歳過ぎた途端に普通にベラベラ喋り始めました。
心配はしても焦りは禁物です。
他の子と同じ事ができるを頑張らない。
大人もそうだけど子供もやっぱり家の中と外では違うんです。
今は携帯ですが、家の電話しかなかった頃、さっきまでガミガミ怒っていた母親が、電話が鳴った途端に
「はい、〇〇でございます」
と声のトーンを2段階ぐらい上げて応対しているってのがどこのお家でもあったはずです。
人目は多少気になりますが、気にし過ぎるのは良くありません。
子供がダメな事をしたら、その場でガツンと叱ってごめんなさいと言わせなければいけません。
人目を気にしてその場はごまかして、後から叱っても子供は何の事かよくわからないままごめんなさいと言ってしまいます。
人目を気にして取り繕うを頑張らない。

まさにそう!子供からしたらその時のことを言われないとわけ分からないんです
子育て中は意識をしていなくても、気がついたら自分の事は後回しになってしまいがちです。
言葉の意味が理解できない頃は仕方ないのですが、小学生にもなればいろんな言葉の意味を理解します。
人の立場になって考える機会を与える為にも、子供最優先であるべきという考えを徐々にやめていくことをオススメします。
買ってきた色んなショートケーキ、やはり子供から好きなのを選ばせる事が多いですが、たまには
「いつもママ最後やから、今日は一番最初に好きなの選んでいい?」
とたまには言ってみる。
「荷物がたくさんだから、少し持って欲しいんだけど」
と子供が持てる重さの小さい荷物を持ってもらう。
「足が痛いからママが座ってもいい?」
と言ってママだけが座る。
など。
そうする事で、ママの助けになってると感じ、子供は少し大人になったような気持ちになります。
子供の為にも子供優先を頑張らない。
これまで母が頑張らないことを述べてもらいましたが、そんな親が頑張らない場面に遭遇した時、子供はどう思っているんでしょうか。
- 普通じゃないことを自覚した子供は、普通になるために頑張るんです。
- 自分ができなくて他の子ができていることを自覚するとマネをして頑張るんです。
- みんなが見ているところで怒られると、友達の目を気にしてわがまま言わないよう頑張るんです。
- たまにある母のお願いには、自分が我慢して頑張るんです。
要約すると、
親が頑張らない時は、子供が頑張るんです。
正確には頑張っているという自覚はありませんが、なにかしら我慢したり努力したり。
でも子供なんてわがままなものですから、そんな子が我慢や努力することは頑張っている証拠かと思います。
逆に親が頑張っている時は子供は頑張らないし、
時には頑張っている親を見て、手伝いなどをして頑張るときもあります。
そこで少し考えてみてほしいのですが、
親が頑張らない時、子供も頑張らない
という状況ってなかなか無いように思いませんか?
僕はないと思っています。
親が頑張る = 子供は頑張らない
親が頑張らない = 子供が頑張る
親が頑張る = 子供も頑張る
親が頑張らない ≠ 子供も頑張らない
この公式、案外当てはまると思います。
子育ては頑張らないでと言っても頑張ってしまうというよりも、頑張らざるを得ない状態の連続。
特に思春期の子供って母親の事を
なぜかそう思われがちです。
でも、実際は
これが現実です。
だから、
- 体調が悪い時は寝込みましょう
- きつい事を言われたら悲しいと言って泣きましょう
- 疲れたら何もせずに休みましょう
頑張らない子育てができるように頑張りましょう。
…………えっ?結局頑張るって事?(・・;)