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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育て親育てに関して、親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今日は以前子供のお小遣いについて相談された事があったので、我が家の場合のお話を。
参考になれば幸いです。
私もとても悩んでたんです。
お金って、大事にして欲しいけど、ケチな大人にはなって欲しくない。
お金って、一生使い続ける一種の道具なんだけど、露骨にお金の話って身内でもなかなか出来ないもんですよね。
だからこそ、小さなうちから教えていかなければならない事なんです。
金は天下の回り物〜なんて言いながら、入れば使う入れば使うを繰り返してしまうと、とんでもない事になったりしちゃうし、節約節約でチマチマと貯めてばかりじゃ人生楽しくないじゃない。
お金を持ってあの世にはいけないんですからね(^^;)
- お風呂掃除一回【50円】
- トイレ掃除一回【50円】
- カレンダーに【項目】と【名前】を記入
- 翌月の月初めにひと月分を支給
うちは実家も遠く、普段からおじいちゃんやおばあちゃんにお小遣いをもらう機会がなかったんです。
なので、中学生まで「働かざる者食うべからず」と言ってこの制度を導入ました笑
このお小遣い制度、正直子供の頃は、何もせずともお小遣いが欲しかったんです。
周りの友達はほとんどそうでした。
でも大人になってからは、よく出来た制度だなと感じました。
仕事をすればお金が支給され、しなければ支給されない。
至極当たり前なことですが、すごく重要です。
そりゃあ、何もせずお小遣いが貰えるのであれば嬉しい限りですが、それだとありがたみを知ることができませんよね。
面倒くさがり、サボればサボるほど、買えない我慢が増える。
我慢して面倒な掃除をすることで、買いたいものを買える。
結果的に、どちらも我慢なんです。
その我慢を先にするか後にするかだけ。
大人になってから考えると、この二つの我慢にはそれぞれ意味があることがわかりました。
・その日したくないことから逃れることができる
・翌月のお小遣いが少なくなるけど、節約を学べる
・一度サボると、次する時に余計億劫になる
・翌月のお小遣いが少なくなり、買いたい物が買えない
・継続する力を学び、習慣化することができる
・翌月のお小遣いが多くなり、少し贅沢ができる
・面倒なことをしなければならない
こう見てみると、あれ?どちらもあんまり変わらないんじゃない?
サボれば節約を学べるし、我慢すれば少し贅沢できるじゃない。
そうなんです。
結局のところ、どちらもメリットが多いにあるのです。
では結局のところ何が言いたいのか。
それは、
です。
次男が幼稚園の時、おじいちゃんおばあちゃんと同居しているお友達の家に遊びに行って帰ってきた時にポケットから400円出して

〇〇ちゃんのおばあちゃんにもらってん
〇〇ちゃんが、「おばあちゃんすぐお金くれるで、もらいに行こ」って言うから行ったらくれてん

えぇぇぇ〜っ!あかんあかんっ、すぐ返しに行こう

なんでもらったらあかんの?

とにかくあかんの
この後、次男と一緒に丁重にお返しに行きました。
どうして他人からお金おもらってはいけないのか?正解が分からなくて「とにあくあかんの」としか言えなかったのです。
今思い出しても子供に理解できるような答えは出てこないですね。
私なりに、子供のうちからお金の大切さを理解してもらう為にはどうすれば良いかなぁと考えて実行した事の一つが、家族で遊びに行く時に一人を会計当番と決める事です。
①前もって決められた予算しか使えない(交通費、食事代、入場料など事前に調べ私が予算決め)
②交通費、食事代などすべて予算に含む
③予算全額を当番に渡し、何にどう使うか割合などは当番が考える
すべてお金の事は会計当番に任せるんです。
実行当時息子達は小学校低学年ぐらいだったと思います。
結果、2人の息子の性格の違いがハッキリと分かりましたよ。
まだ幼くても本質って誰にも教わる事なく持ってるんだなと思い知りました。
お昼ご飯の時、みんなの食べたいものを聞いてから、残った金額で自分が食べれられる物をチョイスしていました。
弟がジュース飲みたいと言えば「いいよっ」、お菓子欲しいと言えば「いいよっ」と。
おいおい、大丈夫?
帰りの電車代考えてないんじゃないの?
でも、ここは任せたのだから口出しはやめよう。
もう、この時点で帰りは歩いて帰る事になるなぁと覚悟はしてました。
さぁ帰ろうとなった時、電車の券売機の前でお金を全部出してみると、あぁ〜、やっぱり足りない( ̄▽ ̄;)
「行ける所まで行って後は歩いて帰るしかないね」
と言った時、子供達はなぜか事の重大さがあまり分かってない感じだったんです。
今思えば子供には距離感のイメージは出来なかったんじゃないかな。
結局河川敷を2時間半ぐらい歩いて帰る事になりました。
途中、息子達、しんどいとかグズグス言うのかなと心配したけど、ジャンケンしたり、しりとりしたりなんだかんだであっという間に帰れました。
私もあの頃は元気だったんだわっ(ーー;)
今でもその河川敷を車で走るといつもこの事を思い出します。
あらかじめ交通費を確保した上で残りを4人で割って、ご飯とおやつ一緒で一人〇〇円までと宣言。
ほぉ〜、そうきたかぁ(・・;)
多分、前回お兄ちゃんが当番の時に電車代が足りなくなってめちゃくちゃ歩いたのを覚えてたんでしょう。
なかなかちゃっかりしてるなぁとちょっと複雑な気持ち。
この会計当番の結果から、お年頃になった頃長男には「あれこれ買って欲しいとねだる彼女は良くないよ」などとつい注意喚起してしまってました( ̄▽ ̄;)
でも、この年になって次男が私にお金に対する姿勢、マネーリテラシー向上の大切さを教えてくれたんです。
この辺りの話はまた後日。
我ながら、ちゃっかりしている…
お兄ちゃんが僕のわがままを聞いてくれたせいで足りなくなった電車賃、帰りになかなかの距離を歩いて帰りました。
まあ当時は歩くことも楽しかったので、特に嫌だったわけではなかったですが、少ししんどかったのを覚えています。
お兄ちゃん、優しすぎるよ!笑
と、今になって思います笑
もう大人になった僕達にとっては、お金の管理なんて当たり前かもしれません。
しかし、子供だった僕達はお金に対して全くの素人。
まず貯金なんて頭にありませんよね。
もらった分だけ使う。
ただ、そのもらい方がポイント。
普通は何もせずともお小遣いが支給された場合定額で、支給される額が上下することはありません。
なので、何もしなくてもお小遣いもらえるんだという思考回路になってしまいます。
それが飛躍し環境によっては、
頂戴と言えばもらえるかも?
などと考えてしまいますね。
子供は単純なので。
その場合、定額なので、お金の使い方を学ぶことはできるでしょう。
しかし、働いた分だけ支給される場合、頑張った分だけお小遣いが増えて、頑張らなかった分だけ減ります。
すると、お金の増やし方も学べます。
これだけ頑張ればこれだけ贅沢できるんだ!
という、意欲向上に繋がり、達成感も得ることができます。
逆に、
あれだけサボったから、我慢、節約しないといけない…。
こう見比べた時に、後者の方が圧倒的にメリットが大きいですよね。
実際、社会に出ると、基本給は決まってます。
そこから上下するのは時間外勤務です。
つまり頑張った分(残業)だけ増えます。
どこか似てますね。
今はYouTubeなどでお金の教育の大切さを広めようと尽力されてる方々がいらっしゃいます。
数年後、投資についての授業が学校で始まるみたいなので、徐々にですが、気軽にお金の話ができる環境になっていくのではないでしょうか?
息子達が上手なお金の管理を身につけたかどうかはちょっと疑問ですが、一度みなさんも試してみては?
子供の人数分楽しみと発見があると思いますよ。
でも、不足の事態に備えて季節の良い時にそれなりの覚悟で望んでくださいね(^^)