【イクメン】子育てをするパパのみが特別視される意味不明な現実について思うこと

イクメンを誇りに思うパパ

このブログは 現在58歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。

の後には母親である私の投稿。

次男

の後には息子である僕の投稿です。

次男

こんにちは。

今回は『イクメン』について。

タイトルにある通り、今回の記事は次男である僕のめちゃくちゃひねくれた思いを書いたものになります。

もしかすると気を悪くされる方がいるかもしれませんので悪しからず。

そもそもイクメンとは

育児を楽しみ、積極的に行う男性、または、将来そのような人生を送ることを望む男性の略称

イケメンという言葉からできた造語ですね。

2010年の新語・流行語TOP10にこのイクメンが入りました。

それを期に一気に広まり、今やこの言葉を知らない人は少ないかと思います。

イクメン嫌いが7割

朝日新聞が実施した調査では7割の人々が「イクメンという言葉が嫌い」と回答しました。

母

それって木村拓哉がキムタクと呼ばれるのが嫌いなのと同じ感じ?

ちゃうかぁ?(^^;)

なぜイクメンという言葉を嫌う人が多いのでしょうか。

  1. 違和感しかない
  2. 当たり前のこと
  3. 責任が増えるだけ

などが挙げられており、①②は子育ては当たり前だという考えから出てくるものでしょう。

③は①②とは逆で、イクメンという言葉が重荷になっているといった考え。

僕がイクメンを嫌いな理由

イクメンという言葉が広まったきっかけで育児に積極的に取り組む男性が増えたのは明確で、それにより負担が軽くなったという女性も多くいると思います。

僕もそう思いますが、そもそもイクメンという言葉が流行ったからという理由で育児に取り組むようになった人ってどうなんですかと思うわけです。

そういう人は長続きしないと思っています。

またイクメンは当たり前だという常識から疎外されないためにという思いの人もいるはずです。

そんな人たちに思うことが、

育児を自分のステータスにするな

と思ってしまうんです。

他にも、

  • 男性のみ特別視されていること
  • 逆に女性側の態度が大きいこと
  • イクメンであることを誇りに思う人がいること

などなど。詳しく説明していきます。

男性のみ特別視されていること

イクメンという言葉があるのに対して、イクウーメンという言葉って聞かないですよね。

母

確かに!

男性が育児に取り組むことが評価されているからこそできた言葉なので、育児をして当たり前な女性にはこの言葉が無いんです。

これは確実な男女差別。

子にとって同じ親であることは間違いないのに、男性は育児という当たり前の行動に対しても評価される世の中です。

しかし女性が育児をしても、それはママなんだから当たり前でしょと言わんばかりの評価。

ママだって褒められてもいいのになぁ・・・。

母

いやっ、ほんまそれ!

逆に女性側の態度が大きいこと

これは上記とは逆のパターンなんですが、女性側が育児をしていることに対して大風呂敷を掲げていることです。

あなたは仕事で休日は休みだけど育児は休み無しだからね!?

なんて言葉をSNSで見かけます。

たしかに育児には休みが無いのは分かりますが、24時間付きっきりなんでしょうか?

また専業主婦の方がこのような言葉を言っているのを見て、専業主婦を選んだのはあなたたち家族でしょ?とさえ思ってしまいます。

仕事は楽でいいよね~なんて言葉も僕は大っ嫌いです。

育児と仕事をまず天秤にかけている時点で間違いです。

どっちが楽でどっちが大変かなんて比べたところでまず解決しませんから。

どちらも生活には必要不可欠のことですし、どちらも威張れるものでもないんです。

イクメンであることを誇りに思う人がいること

Webで『イクメン』と検索すると、自称イクメンの方のインタビューが出てきました。

その方曰く、

イクメンというだけで周りの印象が良いんです。また、奥さんとの距離も縮まり、夫婦円満なんです。

これに関しては、イクメンである自分を特別な人と思っている人しか出てこない言葉です。

自分の印象作りのために育児に取り組んでいるんでしょうか・・・。

だとすると夫婦円満という言葉の裏には奥さんの愚痴が溜まってそうです。

本当のイクメンとは自分が育児にかかわっていることを当たり前に思っている男の人です。

自分で

「僕イクメンですよ」

とわざわざ口に出して言う時点で怪しいなと感じてしまいます。

自分の印象を良くするためにイクメンを使う人に

「どんなところがイクメンなの?」

の質問をしてみて下さい。

その答えで本当に育児しているのか表面上しか育児していないのかは毎日子供と過ごしている人にはすぐわかってしまいますよ。

先ほど女性が育児をすることをイクウーメンとは言わないのと同じで、普通に育児をする男の人の事をイクメンと言うのはおかしいです。

我が家の大黒柱の夫は自分の事をイクメンだったと思っていないそうです。

母

なんで?

と聞くと

夫

育てたって感じじゃなくやるべきことをやってたら大きくなったって感じかな?

母

子育て一番しんどかったことは何?

夫

そんなんないなぁ~

母

えっ?そうなん?私が一人でやきもきしてただけ?

と腹が立つような安心したような、なんだか複雑な気持ちになりました。

でも、よく考えればかなりの嵐が吹き荒れていた息子達の思春期の時期も夫が変わらず同じスタンスでいてくれていたことが、今の穏やかな家族関係につながっているんだなと改めて感謝です。

この記事を読んでいるお父さん達、自分でイクメンだなと言っているうちはイクメンじゃないと肝に銘じて下さいね(^^;)

次男

さいごに

つらつらと僕の思うイクメンについて書きました。

イクメンなだけいいじゃない!って思われる方もいると思いますが、この記事はあくまでイクメンということを自慢げに思っている方へのメッセージだと思ってください。

育児をすることは家庭の大前提であり、女性も男性も関係ないものです。

これは育児に限った事ではなく、家事や仕事もそう。

最近では『ワーママ』という言葉も流行っていますよね。

母

そういえばワーパパとは言わへんなぁ、

さっきのイクウーメンみたいなもん?

僕が思うに、このワーママという言葉が生まれたのは、

育児に苦労しながらも働くママ

というのが素材になっているんじゃないかと思います。

育児が大変なママが働くことで特別扱いされるというのも、イクメンが根本の原因だと思っています。

つまりは、男性も女性も育児仕事隔たり無く考えることができないからこそ生まれた言葉であり、

よく聞くママの嘆きも、パパの愚痴も結局は一緒なんじゃないかな。

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