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このブログは 現在57歳母である私と25歳次男である僕とで、これまでの子育てに関して親の立場で考えたことが子供の立場ではどうだったのか?親として伝えたかったことが伝わってたのか?などをやり取りしてます。
の後には母親である私の投稿。
の後には息子である僕の投稿です。
こんにちは。
今までは子育てに対して、気をつけたり考えたり意識的にしていた事を書いてきましたが、今回は無意識というか家庭環境的な事について書こうと思います。
こんな環境で育ったのがブログを一緒にしている次男ということになります。
以前の投稿で書きましたが、私達夫婦は生まれも育ちも都市部で結婚4年目に地方へ移住しました。
初めの3年間、14階建て8棟からなる団地に住んでいました。
言い出しっぺは夫

田舎に引っ越したい
えっ?田舎?
緑も少なく、子供を産み育てる環境としてはちょっと…と思っていたので、夫の転職をきっかけに子供達をのびのび育てられる地方で職探しをする事にしました。
さて、何処にする?
夫がたった一つ言った希望

本州からは出たくないな
………広っ‼
今ではIターンなんて言葉もあり、都会から田舎暮らしをする人が増えています。
それに合わせていろんな優遇制度があったり、空き家バンクなど手厚く対応してもらえる自治体がたくさん。
でも、私達が引っ越して来た30年前は、インターネットも発達していなかったので情報収集が容易ではありませんでした。
地方へ移住する人も少なかったし、まず転職先を決めてから、転職先の人事担当の方にいろいろと聞いてお世話になり、子供を産み育てる事を考慮して住む家を決めました。
これに関しても以前の投稿で書かせていただきました。
うちの夫は、家事はもちろんいろんな物の修理も出来ます。
「できる人がすればいい」と言ってなんでもしてくれます、もう感謝しかないですよ。
それは子供が生まれてからも変わらず、お風呂、おむつ替え、寝かしつけ、絵本の読み聞かせ、ホント元祖イクメンです。
だからなのか、息子達も家事をする事になんの抵抗もありません。
でも、息子達、大人に近づくにつれて父親のポテンシャルの凄さを実感して

お父さんみたいにはなられへんわ
と言ってます。
尊敬されてるよ、お父さん(^^)
男は汗水流しお金を稼ぐために仕事を。
女は育児に家事など家のことを。
昔からテンプレートのようにあるこの考え方ですが、みなさんも分かっている通り間違いです。
でもなんだかんだ言ってこの考え方が廃れないのはなぜなのでしょうか。
僕もこの考え方をどこで覚えたのかもわかりません。
なぜ廃れないのかを僕なりの結論から言えば、
未だにその考えの通りの家庭が多い
からなのかなと。
そしてそんな家庭環境で育った子供はその通りの考え方が身についてしまい、子々孫々巡り巡って継承されていくわけです。

その通り‼
幸いうちの父が元祖イクメンのため、僕にはその考えが全くないのでよかったなぁと思っています。
次男が幼稚園の時、初めて家族で自転車4時間耐久レースに出ました。
鈴鹿サーキットを4人で交代しながら4時間走ります。
一人当たり何周という決まりはなく、疲れたら交代という作戦です。
多分次男は出場選手の中では最年少。
14インチの小さなマウンテンバイクでよく走ったなぁ、一周何万回ペダルを漕いだのかな?

僕を抜いていく大人の人たちに「がんばれ~!」って毎周言われたなぁ
楽しかったので次の年も参加しました。
その後も、家族で自転車に乗り一泊旅行へ行ったり、父子で70キロ離れてるおじいちゃんの家へ行ったり、よく長距離を走っていました、疲れるよりも楽しいが勝るようです。
私達夫婦はキャンプが好きだったので、子供が生まれる前も生まれた後も山や川によくキャンプに行ってました。
夏休みの投稿でも海キャンプの事書きました。
子供達はキャンプ楽しかったのかな?
そういやキャンプ行きたいってせがまれた事ってなかったな。
仕方なくついてきてただけなのかな?
息子達に直接聞いたこと、ないなぁ。
でも、息子達、最近「キャンプ行きたいなぁ」って言うんです。
今年のGW、夫婦でキャンプの計画をしていたので「一緒に行く?」と聞くと2人共「行く〜」と即答。
おっさん3人おばちゃん1人、キャンプの目的は焚き火でいろいろなものを焼いて食べたい、おいしくお酒を飲みたい、きっとだらだらずーっと食べて飲んでしゃべってのキャンプになるだろうな。
お酒たくさん買わなきゃな、荷物運びも大人4人なら楽勝〜、昔のキャンプとは違う楽しみがたくさん。
でも、緊急事態宣言で残念ながら中止となってしまいました。
久しぶりの家族キャンプはお預けになりましたが、大人になってからもキャンプに行きたいと思うってことは子供の頃楽しかったのかな?
親が楽しんでいれば子供達も楽しいのかもですね。

つい先日友人からキャンプに行きたい!と言われ計画をしています。
その友人はキャンプが初めてのため入念に要るものを考えていました。
また別日には、ボルダリング行こう!なんてお声もかかり、どんな服装がいいかや要るものを調べていました。
そんな姿を見ていてふと、
あ、僕って子供の頃いろんな経験させてもらったけど当たり前やなかったんやなぁ
としみじみと思いました。
わがままでうるさいし、長時間の移動は駄々をこねるし、準備や片付けもなかなか手伝わなかったであろう子供の僕にいろんな経験をさせてくれた両親に改めて感謝したいですね。
子供の頃の経験って案外体が覚えているもんです。
経験って大事!経験こそ財産!!
このような環境の下、息子達は育ちました。
「子は親を写す鏡」
と言いますよね。
育った家庭のお父さんが家事育児をせず全てお母さんという家庭で育った男の子は、自分が家庭を持ち父親になった時、家事育児はお母さんの仕事と思い「手伝うよ」とか「やってあげた」と平気で口にするタイプの父親になってしまうのではないのでしょうか?
また、そんな家庭に育った女の子は、家事育児を一人で抱え込み旦那様に家事育児を「手伝ってもらう」とか「やってもらう」と感じてそのことに罪悪感すら持ってしまうのではないでしょうか?
お父さんを見て父親とはを学び、お母さんを見て母親とはを学ぶのだとしたら、責任重大ですよ私達親の役目って。
同じ環境でも兄弟で全然タイプが違うのは、持って生まれたものが大きく影響するのではなく、家庭の環境と成長の過程で経験する事によって、ものの考え方などに違いが出てくるように思います。
実際、うちの長男と次男は全然違うタイプ。
ただ、家事をすることに抵抗がないのは一緒です。
息子達が父親になった時、どういった子育てするかで、家庭環境が及ぼす影響があったのかのかなかったのか?
きっと答えが見つかるのではないでしょうか。